新着情報

2022年11月の記事一覧

自然科学部 部活動公開

学校公開での部活動公開では、自然科学部は真空放電実験を行いました。真空放電は光の粒子性という量子力学で説明される不思議な現象です。身近な所では蛍光灯や看板等に使われるネオン管があります。

今回の実験では、高電圧(数千ボルト)下で希薄な気体が出す光の色(波長)が気体の種類により異なるという現象を、またクルックス管では、電子の流れ(陰極線)が可視化され磁石で曲がる様子が観察できました。

  

 

皆既月食及び木星の観測を行いました

 県内の高校では珍しい天台ドームも稼働させ、皆既月食と442年ぶりの天王星との食、木星の観測を行いました。

 18時過ぎから月がかけ始め、19時過ぎには完全にかけて赤銅色に変色しました。この赤銅色は、地球の大気で散乱されずに残った赤い波長の光が、屈折して月面を照らしているとのことです。また、月の下には天王星を見ることができました。しかし、寒さと時間も遅くなったため残念ながら食の瞬間は観測できませんでした。南の空には木星も同時に出現していたため、木星の衛星(イウロパ、イオ、ガニメデ、カリスト)を観測することができました。木星の回りを周回している月ということで、こちらの方が感動したという生徒もいました。(過去の記事に写真があります)