TN-SCOPE Science(SS)理数科

理数科SS  スペシャリストアカデミー② 

日 時 令和4年2月16日(水)

場 所 徳島大学ポストLEDフォトニクス研究所,26HR,15HR(Zoom配信)

講 師 徳島大学 ポストLEDフォトニクス研究所 特任助教 長谷 栄治 先生

演 題 「生きたありのままのコラーゲンを観察できる顕微鏡」

 

 今回の講義は,長谷先生の実験室からリモートにより行われました。コラーゲンを生きたありのままの状態で観察することができる、先端光科学技術を用いた顕微鏡に関する研究について講義してくださいました。なぜ生きたありのままのコラーゲンが観察できるのか?という原理を実験を交えて説明された後,研究所で行われている皮膚の老化診断や、臓器障害の診断等への応用例について紹介してくださいました。

 物理選択者以外の生徒にとっても,親しみやすい内容であり,光科学技術の研究に興味関心を持ったようです。

理数科SS  スペシャリストアカデミー① 

「蛍光体について」

日 時 令和3年12月17日(金)

場 所 本校視聴覚教室,15HR(Zoom配信)
講 師 日亜化学工業株式会社辰巳工場 第一部門蛍光体開発センター
    センター長 山下 恵祥 先生
演 題 「 蛍光体について 」

 山下先生は、「蛍光体について」と題して、①会社紹介、②光と色について、③蛍光体について、④海外での経験について、順を追って話をしてくださいました。
 理数科1・2年次(80名)を対象とした講演を行いました。1年次は,教室でZoom配信により拝聴しました。初めに、日亜化学の会社紹介があり、現在研究開発が進められている蛍光体についての専門的な説明をしていただきました。青色LEDをさまざまな独自の蛍光体に照射すると白色LEDになる仕組みについて実演を交えながら、わかりやすく説明していただきました。YAG系の蛍光体については、賦活剤を添加することによりさまざまな蛍光色を表現していることについても詳しく学ぶことができました。最後に、ご自身の海外での研修体験が、就職してからの目標や目的意識の転換期になったというお話を聞き、生徒は感銘を受けていました。本日の講演を、これからの進路選択等に活かしてかしていきたいと思います。

高大連携事業 徳島大学(2年次)「DNAの制限酵素地図の作成」

日時 令和3年12月13日(月)

場所 生物室

講師 徳島大学教養教育院  教授 渡部 稔 先生

 「DNAの制限酵素地図の作成」をテーマに、出張講義をしていただきました。
高校ではなかなか扱えない実験器具を用いて、既習の内容を実験できたことでより理解が深まりました。
また、普段であわない貴重な動物たちと実際に触れ合うことで生物への興味関心が高まりました。

高大連携事業 徳島大学(2年次)「ロボットプログラムに挑戦」

日時 令和3年12月13日(月)

場所 物理室

講師 徳島大学 工学部 教授 安野 卓 先生

 iRobot社の小型ロボットRootを用いてプログラミングを体験しました。「Mission#1:ロボットを白いシートの上に置き,外周を1周させる」という課題に取り組みました。自由な発想でプログラミングを行い,試行錯誤を繰り返しながら全員がMission#1をクリアさせることができました。Mission#2は,カラーセンサーや,タッチセンサーを上手く使いこなして同じ動きをさせることでした。シート上どこに置いても必ず外周を1周するプログラムの解説を聞き,最も少ない行数でプログラムを作成することや誰が見ても理解できるよう考えることの重要性を理解することができました。
 今回の講義を受講し,プログラムについて積極的に学んでいきたいという感想が数多くありました。

令和3年度 第1回徳島県SSH高等学校 課題研究及び科学部研究研修会

 日時  11月25日(木)

 場所  各高等学校(城南高校よりZoomでオンライン配信)

 指導者 徳島大学理工学部理工学科応用理数コース
     三好 德和 先生(化学)   石田 啓祐 先生(地球科学)

     渡部 稔  先生(生物学)  片山 真一 先生(数学) 
     大渕 朗  先生(数学)   上野 雅晴 先生(化学)

 参加者 理数科1年次
 第1回内容 課題研究や科学部のテーマ設定および研究の進め方に対する指導・助言

  コロナウイルスの影響で富岡西高校・城南高校・徳島市立高校・城北高校の徳島県理数科4校の生徒がオンラインでつながり実施されました。
まず、各会場でグループ毎にグループ名を決めることから始まり、KJ法による研究テーマ決めを行い、グループ毎に意見の集約を図っていきました。そして全グループが研究テーマとその研究方法を発表しました。
本校生にとっては、他校の生徒と初めて科学的意見交換を体験する貴重な場となり、学習意欲や研究意欲を増すことができました。
 このような貴重な機会を与えてくださった徳島大学理工学部の皆様、そして今回の参加でご支援くださった城南高校SSH事務局の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。