TN-SCOPE Science(SS)理数科

理科実験出前教室  ~伝えよう科学の楽しさを!~ 令和6年9月13日(金)

 理数科の1年次生15名が、今年度も阿南市横見小学校の6年生16名を対象に、理科実験教室を実施しました。今回は、iRobot社のプログラミングロボット「Root」を使用したロボットプログラミング教室を行いました。プログラミング言語「Scratch」を使い、イメージ通りにプログラムを作成し、タブレットでシミュレーションを行いながら、さまざまなミッションをクリアしていきました。高校生がアドバイスをしつつ、実際にコース上で動作を確認しました。

 まず、Rootをコース上で1周させるミッションをクリアしました。次に、マーカーをセットしたRootでホワイトボード上に図形を描くミッションに挑戦しました。各グループで話し合い、円、三角形、四角形など、さまざまな図形を描くプログラムを作成して実行しました。

 最後には、各グループが考えたプログラムを発表し、実際にコース上でRootを動かして図形を描いたり、イルミネーション機能で光らせたりするなど、創意工夫が光るユニークな発表会となりました。

 SSH校として理科好きの生徒達を増やしたいという願いから小学生や中学生を対象として実施しています。今後も、続けていきたいと考えておりますので、気軽にお申し込みください。

令和6年度_理科出前教室BY SSH富岡西高校.jtd

2024 ロボットアイデア甲子園 四国大会 令和6年9月7日(土)

 今年度の大会は、台風10号の影響で徳島大会が中止となりましたが、会場を香川県に移して合同開催されました。

 ロボットアイデア甲子園は、産業用ロボットの見学後、実現可能かどうかではなく、さまざまな機械部品等の新しい使用法のアイデアを競うコンテストです。ユニークで斬新なアイデアが求められます。本校からは、理数科1年生5名が参加しました。

 まず、ロボットシステムインテグレータについての説明があり、最先端の産業用ロボットに関する情報提供が行われました。その後、香川大学創造工学部機械システム工学領域の前山祥一教授より、「香川大のロボットに関する研究紹介」というテーマでご講演いただきました。続いて、実際に販売されている産業用ロボットの実演や、プロトタイプで現在も改良が進められているロボットの紹介があり、ロボット開発者から直接話を聞くことができる貴重な体験となりました。

 ロボット見学後は、自由な発想で60分間、社会貢献やSDGsを踏まえた夢のあるアイデアを提案書にまとめました。

 このイベントに参加したことで、新たな職業分野についての知見を得ることができ、将来の進路選択の一助となりました。貴重な体験を通じて、有意義な時間を過ごすことができました。

バッテリー教育プログラム:実習編(産業技術総合研究所 関西センター) 令和6年8月26日(月)

 

 新たな産業の柱として徳島県が推進する「徳島バッテリーバレイ構想」の一環として、蓄電池に関する教育プログラムが導入され、本校がその指定を受けました。まず、7月には蓄電池に関する基礎知識を学ぶ授業(バッテリー教育プログラム:座学編)を受け、今回は大阪府池田市にある産業技術総合研究所(産総研)関西センターで小型電池製造実習を行い、理数科1年次生が参加しました。

 実習は大きく4つの工程に分かれ、乾燥時間や充電時間のロスをなくすため、通常の順序を一部変更して効率的に行われました。初めて扱う器具や装置に戸惑いながらも、各グループにはアシスタントによる丁寧なアドバイスがあり、全員がリチウムイオン電池(パウチ型)の製造に成功しました。意外と簡単に作成でき、電圧も3Vの出力を確認し、LEDを点灯させたり、オルゴールを鳴らしたり、電気自動車の模型を動かしたりすることができました。電池製作後には、振り返りとしてスライドを使い、リチウムイオン電池の構造や仕組みについて理解を深めました。

 今回の実習を通して、普段使用しているスマートフォンの中にも同様の電池が使用されていることを知り、その中に詰め込まれたさまざまな技術について改めて理解を深めることができました。

 

TN−サイエンスツアー 令和6年8月7日(水)

 本年度より、新たな理数科行事として「探究する力」「創造する力」を育むために実施した『TN−サイエンスツアー』は、理数科1年次生を対象に行いました。世界最高性能の放射光を生み出すことができる大型放射光施設のSpring8(Super Photon ring-8 GeV)及びX線自由電子レーザー施設のSACLA(SPring-8 Angstrom Compact Free Electron Laser)研修と令和6年度SSH生徒研究発表会に見学団として参加しました。 
 Spring8研修では、放射光の発生原理について学び、実際に施設内部の実験スペースを見学させていただき、施設の大きさを体感することができました。生命科学や環境・エネルギー、新材料開発など様々な分野の研究開発に貢献していることから、世界的にもとても重要な施設であることを実感することができました。また、SACLAのX線自由電子レーザーは、これまで実現できなかった原子や分子の瞬間的な動きを観察可能にしたことで、難病の原因解明と薬の創出、地球環境を悪化させる物質の抑制方法の確立など、私たちの生活の向上に大きく役立つ重要な研究施設であることに魅力を感じました。 
 昼食後、神戸国際展示場で開催された全国のSSH校代表者による生徒研究のポスター発表に見学団として参加しました。本校からは、理数科3年次生の化学班が「髪の毛で世界の水質汚染を救う」という研究テーマで発表を行いました。興味のある発表を3つ以上聞くことを目標に、さまざまな分野の課題研究ブースをまわり、質問や意見交換を行い、交流を深めました。 
 今回のツアーは、専門家から直接話を聞くことができたり、研究の様子を見学させていただくことができ、貴重な経験となりました。

徳島県「バッテリーバレイ構想」による講義 令和6年7月11日(木)

 徳島県の「バッテリーバレイ構想」の一環として実施された「バッテリー教育プログラム」は、理数科の1年次生を対象にした学びの場となりました。このプログラムでは、産業技術総合研究所が作成した資料を用いて、バッテリーに関する知識を物理や化学の視点から座学形式で学ぶことができました。

さらに、8月には産業技術総合研究所 関西センターで小型電池の製造実習を行い、実際に探究活動を通じて学びを深める予定です。この実習では、座学で学んだ理論を実践に結びつけることで、バッテリーに対する理解をより深めることができます。

SS1フィールドワーク(那賀川水質調査) 令和6年7月5日(金)

 昨年度と同じ場所(大京原橋中央付近)で、理数科1年次生がSS1フィールドワーク(那賀川水質調査)に取り組みました。今回は、水量が多かったため、昨年度よりも浅い場所での調査になりました。那賀川の調査に関しては、徳島県危機管理環境部環境管理課水質担当者の御指導のもと、安全に行うことができました。パックテスト用に表層の水を採取し、網を使って小魚・エビ・サワガニ等を採集しました。また、川底の石を裏返し、ピンセットで摘んだり、スポイトで水をかけてバットに落として水生生物を採集しました。水質階級を知る手掛かりとなる指標生物であるヒラタカゲロウ等の採集を目標にして調査を行いました。

 水生生物による水質判定方法やパックテストによる水質分析を通して、身近な水環境を理解し、環境保全への関心を高める良い機会となりました。

SS2特別講義(鳴門教育大学) 令和6年5月17日(金)

演題:「課題研究の進め方」

講師:鳴門教育大学 寺島幸生准教授

 理数科2年次生対象に、SS2特別講義を実施しました。2年次生の研究の進行具合に合わせた、相談型の講義形式で実施しました。生徒は、数分程度で研究内容をスライドを用いてプレゼンしました。研究を行っていく上で困っていることを中心に発表し、仮説の立て方、実験による検証の仕方、実験データの取り方などがありました。寺島先生は、生徒との対話を通して研究の進め方について丁寧にご講演していただきました。

今後は、寺島先生からのアドバイスをもとに、6月末の中間報告を目標に研究を進めていきます。

令和6年度第12回四国地区SSH生徒研究発表会 令和6年4月6日(土)

 本年度の四国地区SSH生徒研究発表会は、愛媛県立西条高等学校で開催され、理数科3年次生が参加しました。午前中はポスター発表の準備とリハーサルを行い、開催行事の後、12:30よりポスター発表が始まりました。112テーマの研究をAからDの4グループに分け、発表・質疑応答合わせて15分間を、それぞれ3回ずつ行いました。
 3回のプレゼンテーションを通して、他校の先生方や生徒間で活発な意見交換が行われ、異なる視点や意見を収集することができました。科学的な探究のために必要な資質の向上や課題研究の取組の活性化につながる良い経験をすることができました。7月の最終発表と論文執筆に向け、追加実験等を行い、質の高い研究を目指します。

SS1、SS2特別講義(大阪大学) 令和5年12月8日(金)

第1部「太陽系の作り方」

第2部「重力可変装置を利用した課題研究の進め方」
講師 大阪大学大学院 久好圭治 特任研究員

 大阪大学との高大連携事業を2部制で実施しました。第1部(6限)は、1・2年次生を対象に実施しました。惑星科学分野の研究について講義していただきました。太陽系がどのように形成されたのかについて、最新の研究結果を交えてわかりやすく説明していただきました。太陽系の惑星の形成について今まで信じられてきた「京都モデル」の矛盾点について、観測事実に基づき丁寧に解説していただきました。太陽系や生命誕生の謎を解き明かすために、隕石や微惑星の岩石中にある鉱物のもつ情報が必要であることも知ることができました。また、小惑星「りゅうぐう」から見事にサンプルリターンを成功させた「はやぶさ2」の「サンプルホーン」の開発には、久好先生が関わられた科学部の研究手法が利用されているそうです。
第2部(放課後)は、自然科学部と理数科の希望者対象に実施しました。久好先生がこれまでに関わってこられた科学部での研究や学会での発表エピソード、「はやぶさ2」開発にコラボしたこと等について、お話ししていただきました。微小重力を利用した研究が、教室内で簡単に精度良く実験できることを知り、今後の研究のヒントをいただきました。
 久好先生は、午前中は大阪大学大学院の特任研究員であり、午後は高等学校の定時制で物理教師としての生活を20年以上続けられていました。先生の定時制での科学部の研究活動は、多くの方々と化学反応を起こし、さまざまなメディアにも取り上げられ、その活動が「書籍」(※)になっています。

(※)本校図書館にあります。是非読んでみてください。

「宙(そら)わたる教室」著者:伊与原 新、文藝春秋 「13歳からのサイエンス」著者:緑 慎也、ポプラ社

第1回SSH高等学校課題研究研修会参加 令和5年11月25日(土)13:00〜17:00 徳島大学理工学部K棟6F

徳島大学理工学部の先生方と城南高校が主催となり、今回の研修会が実施されました。理数科1年次生と城北高校や海部高校も参加しました。三好先生がファシリテーターとなり、研修が進められていきました。

 KJ法によるグループワークを行い、課題研究のテーマを決める過程を学びました。まず、模造紙いっぱいに、自由奔放な研究テーマを書いた付箋を貼り、グループ討論により、意味のあるまとまりごとにメモをカテゴライズし、全員一致で架空のテーマを設定しました。そのテーマの何について解明していくのかをKJ法により集約し、最終的に現時点で一番解明したい現象や手法を決定し、研究の方向性について最終発表しました。

 本校生徒だけでなく、他校生のテーマ設定についてのストーリーも共有することができ、協働や共創の場となりました。次回は2月に、今回の手法をもとにSSの時間を使って本テーマを決定し、発表を行う予定です。

SS1特別講義(徳島文理大学) 令和5年11月20日(月)7限実施

演題「あなたを守る免疫の仕組み」

講師 徳島文理大学薬学部 深田俊幸教授

 理数科1年次生が、深田先生による講義を聴講しました。まず、免疫についての仕組みをわかりやすく丁寧に説明していただきました。次に、新興感染症の基礎知識と、エイズの特効薬に関わられた日本人医師についてのお話を聞きました。エイズは不治の病ではないことを初めて知りました。薬学に関する知見を広げることができ、医療人としての倫理観や使命感について深く考えることができました。

 

高大連携事業(鳴門教育大学)英語による理科授業 令和5年11月10日(金)

 鳴門教育大学大学院の研究員による英語で理科授業を本年度も行いました。昨年度より、普通科2年次理系の生徒にも実施しています。2限目は普通科、4限5限は理数科生徒を対象にオールイングリッシュでの理科実験授業を実施しました。SAGAR Meenal Yashna:フィジー(主授業者)、SHI Weina:中国、LI Ying:中国(補助授業者)各先生による「混合物と分離」を2・5限目に、JAMO Deila:モザンビーク(主授業者)、BANZE Alaudino:モザンビーク(補助授業者)各先生による「食物の分類(含有タンパク質検出)」を2・4限目に実施しました。実験やグループワーク及びディスカッションを行い、事前に配付された単語リストを活用し、コミュニケーション力をフルに発揮して授業に挑みました。

 交流会では、研修員の出身国の紹介を英語でプレゼンしていただいた後、理数科2年次生が課題研究のアブストラクトを1分程度で発表しました。生徒は、科学的な内容を英語で理解するという貴重な体験により、語学を学ぶ意識が高まったようです。

 

京都大学学びコーディネーターによる出前授業の実施 令和5年10月20日(金)

 京都大学が高大接続・高大連携活動の一環として、全国的に展開している学びコーディネーター事業を利用して、理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻 博士後期課程の大学院生に「元素の起源」というテーマで出前授業をしていただきました。

 宇宙に存在する元素が、どのように合成されてきたかについて、1.ビッグバンによる合成過程、2.恒星の内部での合成過程、3.鉄よりも重い元素の合成過程について、図や動画をもとにわかりやすく説明していただきました。現在研究中の超新星爆発による元素合成の過程についての説明や、世界初の観測に成功したお話などは、生徒の興味・関心が最も高いものでした。
 今回の授業を受け、「元素の起源」を研究することは、生命の起源の完全な理解につながることがわかり、宇宙・惑星科学分野における研究の魅力や醍醐味を感じることができました。

 

理科実験出前教室  ~伝えよう科学の楽しさを!~ 令和5年7月18日(火)

 理数科2年次生11名が、阿南市横見小学校の6年生13名を対象に理科実験教室を実施しました。まず初めに、液体窒素によるサイエンスショーを行いました。

 膨らませた風船やテニスボール、生花を次々に液体窒素の中に浸していき、取り出した後の様子や、現象を観察しました。膨らませた風船を液体窒素の中に浸すと、超低温のため急激に縮み、外に取り出すと、もとの大きさに戻る現象のしくみについて理解した後、十分に冷却されたソフトテニスボールを床に落下させ、ゴムの性質が無くなり、粉々に砕け散る様子から超低温現象を実感してもらいました。最後に、生花を超低温にして、手で握るとパリパリと音を立てて粉々になってしまう現象を実際に小学生にも体験してもらいました。

 次に、空気の流れの不思議と題して、流体力学に関する実験を行い、飛行機が飛ぶ理由について考察しました。学んだ知識を応用し、空飛ぶコマの作成を行いました。出来上がったコマを、高く飛び上がらせるコツを教えてもらいながら、全員が見事に飛ばすことができました。

 SSH校として理科好きの生徒達を増やしたいという願いから小学生や中学生を対象として実施しています。今後も、続けていきたいと考えておりますので、気軽にお申し込みください。

理科出前教室BY SSH富岡西高校.jtd

スペシャリストアカデミー 令和5年7月10日(月)

演題:「省エネに貢献する 日亜化学の磁性材料」
講師:日亜化学工業株式会社 第三部門 磁性材料製造部 冨本 高弘先生

 理数科1・2年次生を対象とした講演を実施しました。冨本先生は、「省エネに貢献する 日亜化学の磁性材料」と題して、①会社紹介、②近代永久磁石の開発の歴史と磁力発生のメカニズム、③日亜磁性の製法の独自性、④今後の磁性材料事業の展望について、順を追って話をしてくださいました。
 初めに、日亜化学工業の会社紹介があり、自社で製造・開発中の希土類を原料とした磁性体についてわかりやすく説明をしていただきました。特に強力な磁石の開発には、磁性材料の生成技術が欠かせないことなど、専門的な知識について多くのことを学びました。最後に研究者として、将来の進路選択等に生かせる貴重なアドバイスをいただきました。

SS1フィールドワーク 令和5年7月7日(金)

 本日、理数科1年次生によるフィールドワークを実施しました。那賀川の水質調査・水生生物調査と学校周辺の露頭における自然放射線の測定を行いました。那賀川の調査に関しては、徳島県危機管理環境部環境管理課水質担当者の御指導のもと、安全に行うことができました。水生生物による水質判定方法やパックテストによる水質分析を通して、身近な自然に接することにより、環境問題への関心を高める良い機会となりました。自然放射線の測定においては、測定精度の高い装置を用いて、様々な場所やサンプルの放射線(ガンマ線)量を知ることができました。どのような場所が数値が高く(又は低く)なるのかを考えながら、グループで協力して測定を繰り返しました。教室では、ユークセン石等の放射能鉱物標本の測定を行い、自然放射線(バックグラウンド:B.G.)を差し引いた値が、正味の値として得られることを学びました。

 今回のフィールドワークは、地域資源を有効活用し、科学的思考力を伸長し課題を発見する力を育むための良い経験となりました。

SS2特別講義(鳴門教育大学) 令和5年5月8日(月)7限実施

演題:「よい課題研究はよいテーマ&問い&仮説から」
    -課題設定のコツとヒント-
講師:鳴門教育大学 准教授 寺島幸生 先生

講義内容:理数科2年次生を対象とした特別講義を実施しました。「テーマ」、「リサーチクエスチョン(問い)」、「仮説」の3点セットをしっかりと設定することで、誰もが見聞きしたことのある身近な現象でも、よい研究となり、新しい成果になることがわかりました。また、テーマ探しのヒントを先生の経験をもとに具体的に説明してくださいました。

生徒の感想:今回の講義を受講し、「よい研究には結果が予想しやすいものが多いということがとても意外でした。」「身近なところから研究テーマを見つける方法が分かってよかった。」「仮説を立てる大切さを改めて理解しました。同時に、私たちの仮説も見直してみようと思いました。」などの前向きな感想が多くありました。自分たちの課題研究が、よりよい研究となり新しい成果になるような研究を目標に頑張ります。

令和5年度第11回四国地区SSH生徒研究発表会 令和5年4月9日(日)

 本年度の四国地区SSH指定校(10校)による生徒研究発表会は、高知県立高知小津高等学校で開催され、対面形式によるポスター発表に理数科3年次生が参加しました。午前中はリハーサルを行い、午後12:15から開催行事が行われ、12:30よりポスター発表が始まりました。104テーマの生徒研究をAからDの4グループに分け、各グループが、発表・質疑応答合わせて15分間を、それぞれ3回ずつ行いました。
 発表を通して、科学的なコミュニケーションが活発に行われました。また、聴衆に対して短時間で要点を分かりやすく伝える能力を磨くことができました。今後の研究に参考になる貴重なアドバイス等をいただくことができ、有意義な時間を過ごすことができました。7月の最終発表に向けて、さらに実験データを収集し、研究を深化させていきたいと思います。

   

第2回SSH高等学校課題研究研修会参加 令和5年3月14日(火)

「課題研究や科学部研究のテーマ設定及び研究の進め方に対する指導・助言」

場所 :各高等学校(城南高校よりZoomでオンライン配信)

参加者:理数科1年次生

指導者:徳島大学理工学部理

     三好 德和 先生(化学)   石田 啓祐 先生(地球科学)

     小山 晋之 先生(物理学)  久田 旭彦 先生(物理学)

     渡部 稔  先生(生物学)  片山 真一 先生(数学) 

     大渕 朗  先生(数学)   上野 雅晴 先生(化学)

第2回内容:各グループで課題研究予定内容を発表し、質疑応答を行い、研究内容や研究の進め方に対する指導助言

 


 第1回と同様にオンライン開催となりました。富岡西高校・城南高校・徳島市立高校・城北高校の徳島県理数科4校の生徒と徳島大学等がオンラインでつながり実施されました。まず、各会場でブースAからブースFの6ブースにグループが別れ、順に各グループの発表を行いました。各グループ発表後に質疑応答を行い、研究内容や研究の進め方に対して、それぞれのブース担当の先生から指導助言を頂きました。
 本校生にとっては、他校の生徒との科学的意見交換を通して、これからの研究内容等の手法や方向性について考える貴重な場となりました。
 このような貴重な機会を与えてくださった徳島大学理工学部の皆様、そして今回の参加でご支援くださった徳島県教育委員会・城南高校SSH事務局の皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。

スペシャリストアカデミー 令和4年12月13日(火)

演題:「大容量かつ柔軟なネットワークを支える光通信技術」

講師: 徳島大学ポストLEDフォトニクス研究所  岸川博紀准教授

 岸川先生は「大容量かつ柔軟なネットワークを支える光通信技術」と題して,大容量通信を支える光通信技術の基礎から,最新の研究動向に至るまで,わかりやすく解説してくださりました。また,光を使って髪の毛の太さを測る実験を見せてくださりました。この講義を通して,年々増大する通信量に対応するために,色々な方法で研究開発がなされていることや,私たちが快適に過ごしている毎日は,科学技術に支えられていることを再確認しました。

第1回SSH高等学校課題研究研修会参加 令和4年11月22日(火)

「課題研究や科学部研究のテーマ設定及び研究の進め方に対する指導・助言」

場所 :各高等学校(城南高校よりZoomでオンライン配信)

参加者:理数科1年次生

指導者:徳島大学理工学部理工学科応用理数コース

     三好 德和 先生(化学)   石田 啓祐 先生(地球科学)

     小山 晋之 先生(物理学)  久田 旭彦 先生(物理学)

     渡部 稔  先生(生物学)  片山 真一 先生(数学) 

     大渕 朗  先生(数学)   上野 雅晴 先生(化学)

 コロナウイルスの影響で富岡西高校・城南高校・徳島市立高校・城北高校の理数科4校の生徒をオンラインでつなぎ実施されました。このような貴重な機会を与えてくださった徳島大学理工学部の皆様,そして今回の参加でご支援くださった城南高校SSH事務局の皆様に,この場を借りて御礼申し上げます。

SSH特別講義(徳島文理大学) 令和4年11月17日(木)5・6限実施

演題:「医療人に必要な『倫理観』と『使命感』~新しい病気の発見から学んだこと~」

 

講師:徳島文理大学 薬学部 教授 深田 俊幸 先生

 

 理数科1年次(40名)を対象とした特別講義を実施しました。なぜ亜鉛が生命活動に不可欠な元素であるのかについて,亜鉛欠乏症の事例を挙げて分かりやすく説明してくださいました。

 また,深田先生ご自身が亜鉛の研究と新しい病気の発見の経験から,医学や薬学を志す医療人にとって『倫理観』と『使命感』とは何か?という課題に対し,「患者様と真摯に病気に対峙し,その成果を患者様に返す」ことであり,そのためには「探究心(リサーチマインド)と人一倍の努力が必要」と締めくくられました。

 今回の講義を聴き,「亜鉛が人間にとって大事なものだということを知り,興味がわきました。」や「先生の研究に対する探究心や倫理観,使命感,参考にしたいと思います。」などの感想が多数ありました。今後の課題研究や進路選択に生かしていきたいと思います。

SSH特別講義(神戸大学) 令和4年10月12日(水)

演題:「小惑星衝突と小惑星探査」

講師:中村 昭子准教授

 本校出身の中村先生に「小惑星衝突と小惑星探査」と題して,太陽系にある小惑星と呼ばれる,惑星や衛星でない無数の天体について,JAXAの探査機「はやぶさ」と「はやぶさ2」が小惑星を探査し,持ち帰った試料やNASAの探査機による小惑星への衝突実験から,小惑星はどんな天体なのか,わかりやすく教えてくださいました。また,今後どのような探査が計画されているか,についてもお話しくださいました。講義の後に9月にご講義いただいた桑原教彰先生との高校時代のことや,研究者を目指すきっかけなど進路選択に参考になるお話もしていただきました。

SSH特別講義(京都工芸繊維大学) 令和4年9月16日(金)

演題:「人の五感とメタバース」

講師:桑原 教彰教授

 本校出身の桑原先生に「人の五感とメタバース」と題して,まず,最初に人はどのように物を認識するのかについてわかりやすく教えてくださいました。次にメタバースを支える技術について,実際に仮想空間のデザインやモーションキャプチャについて実演してくださいました。また,錯覚を利用した「首振りドラゴン」を実際に作製しました。私たちの生活を豊かにする科学技術について知ることができ,大変興味・関心が高まり,今後の学習意欲や進路選択につながる講義となりました。

校内課題研究発表会 令和4年7月20日(水)

 3年次理数科がこれまで行ってきた課題研究について,パワーポイントを用いた課題研究発表会を行いました。4会場に参加者を分散させ,発表するグループが各会場を移動する方式で実施しました。開会式・閉会式はZoomを使用し4教室同時開催で行いました。理数科1・2年次生も参加し,11班の発表を順番に聞いて疑問点の質問や評価をしました。

     

スペシャリストアカデミー 令和4年7月14日(木)

演題:「KAMIにできないことはない」

講師: 阿波製紙株式会社 研究開発部 久保 智也 先生,近藤 徹 先生

理数科1・2年次生を対象とした講演を実施しました。1年次は,教室でZoom配信により拝聴しました。久保先生は,「KAMIにできないことはない」と題して,①会社紹介,②徳島県と紙の歴史,③紙の構造,④開発について,順を追って話をしてくださいました。

 初めに,阿波製紙の会社紹介があり,紙の歴史と徳島県の関係や,紙の化学的構造についてわかりやすく説明をしていただきました。また,自社で製造している様々な紙の機能や特性をお話しくださり,紙について多くのことを学びました。

 

SS2特別講義(鳴門教育大学) 令和4年5月12日(木) 7限実施

演題:「よい課題研究は よいテーマ&問い&仮説から ―課題設定のコツとヒント― 」

 

講師:鳴門教育大学 准教授 寺島幸生 先生

 

 理数科2年次(39名)を対象とした特別講義を実施しました。研究の進め方で大切にしなければならないことは,「テーマ」,「リサーチクエスチョン(問い)」,「仮説」をしっかりと設定することであり,その3点セットが研究を左右することを学びました。また,テーマが決まらないときのヒントも先生の経験をもとに具体的に説明してくださいました。

 今回の講義を受講し,「研究の全てはテーマにあるのだと分かった。」「課題研究の進め方についてよくわかった。考えが甘かったと思い直しました。今日教わったことを十分に活かしていきたい。」などの前向きな感想が多くありました。自分たちの課題研究が,よい研究となり新しい成果になるような研究を“凡事徹底”で頑張ります。

令和4年度 第10回四国地区SSH生徒研究発表会

 4月10日(日)に「令和4年度 第10回四国地区SSH生徒研究発表会」がオンラインにより実施され,理数科2,3年次生が参加しました。本校からは「効率の良い換気の方法について」の研究班が代表として発表を行いました。発表後は,生徒間の活発な意見交換があり,研究内容の理解が深まりました。また,四国地区SSH各校の代表班の研究発表を聞いたり,大学の先生方のアドバイスを頂いたりしたことで,多くの刺激を受け,今後の課題研究へのモチベーションになりました。

   
   

令和3年度 徳島県スーパーサイエンスハイスクール生徒研究合同発表会 R4.3.19(土)

 徳島県内のスーパーサイエンスハイスクール指定校や各高等学校の科学部等の課題研究の合同発表会に参加しました。今回は,バーチャル会場(oVice)でのオンライン発表形式で,専用のバーチャル会場(oVice)で,自身のアバターを動かし,研究発表や発表の視聴を行いました。発表者は,スライド資料の共有やカメラ機能を用いた発表を行い,質疑応答・意見交換を通して今後の取り組み方へのヒントをいただきました。

理数科SS  スペシャリストアカデミー② 

日 時 令和4年2月16日(水)

場 所 徳島大学ポストLEDフォトニクス研究所,26HR,15HR(Zoom配信)

講 師 徳島大学 ポストLEDフォトニクス研究所 特任助教 長谷 栄治 先生

演 題 「生きたありのままのコラーゲンを観察できる顕微鏡」

 

 今回の講義は,長谷先生の実験室からリモートにより行われました。コラーゲンを生きたありのままの状態で観察することができる、先端光科学技術を用いた顕微鏡に関する研究について講義してくださいました。なぜ生きたありのままのコラーゲンが観察できるのか?という原理を実験を交えて説明された後,研究所で行われている皮膚の老化診断や、臓器障害の診断等への応用例について紹介してくださいました。

 物理選択者以外の生徒にとっても,親しみやすい内容であり,光科学技術の研究に興味関心を持ったようです。

理数科SS  スペシャリストアカデミー① 

「蛍光体について」

日 時 令和3年12月17日(金)

場 所 本校視聴覚教室,15HR(Zoom配信)
講 師 日亜化学工業株式会社辰巳工場 第一部門蛍光体開発センター
    センター長 山下 恵祥 先生
演 題 「 蛍光体について 」

 山下先生は、「蛍光体について」と題して、①会社紹介、②光と色について、③蛍光体について、④海外での経験について、順を追って話をしてくださいました。
 理数科1・2年次(80名)を対象とした講演を行いました。1年次は,教室でZoom配信により拝聴しました。初めに、日亜化学の会社紹介があり、現在研究開発が進められている蛍光体についての専門的な説明をしていただきました。青色LEDをさまざまな独自の蛍光体に照射すると白色LEDになる仕組みについて実演を交えながら、わかりやすく説明していただきました。YAG系の蛍光体については、賦活剤を添加することによりさまざまな蛍光色を表現していることについても詳しく学ぶことができました。最後に、ご自身の海外での研修体験が、就職してからの目標や目的意識の転換期になったというお話を聞き、生徒は感銘を受けていました。本日の講演を、これからの進路選択等に活かしてかしていきたいと思います。

高大連携事業 徳島大学(2年次)「DNAの制限酵素地図の作成」

日時 令和3年12月13日(月)

場所 生物室

講師 徳島大学教養教育院  教授 渡部 稔 先生

 「DNAの制限酵素地図の作成」をテーマに、出張講義をしていただきました。
高校ではなかなか扱えない実験器具を用いて、既習の内容を実験できたことでより理解が深まりました。
また、普段であわない貴重な動物たちと実際に触れ合うことで生物への興味関心が高まりました。

高大連携事業 徳島大学(2年次)「ロボットプログラムに挑戦」

日時 令和3年12月13日(月)

場所 物理室

講師 徳島大学 工学部 教授 安野 卓 先生

 iRobot社の小型ロボットRootを用いてプログラミングを体験しました。「Mission#1:ロボットを白いシートの上に置き,外周を1周させる」という課題に取り組みました。自由な発想でプログラミングを行い,試行錯誤を繰り返しながら全員がMission#1をクリアさせることができました。Mission#2は,カラーセンサーや,タッチセンサーを上手く使いこなして同じ動きをさせることでした。シート上どこに置いても必ず外周を1周するプログラムの解説を聞き,最も少ない行数でプログラムを作成することや誰が見ても理解できるよう考えることの重要性を理解することができました。
 今回の講義を受講し,プログラムについて積極的に学んでいきたいという感想が数多くありました。

令和3年度 第1回徳島県SSH高等学校 課題研究及び科学部研究研修会

 日時  11月25日(木)

 場所  各高等学校(城南高校よりZoomでオンライン配信)

 指導者 徳島大学理工学部理工学科応用理数コース
     三好 德和 先生(化学)   石田 啓祐 先生(地球科学)

     渡部 稔  先生(生物学)  片山 真一 先生(数学) 
     大渕 朗  先生(数学)   上野 雅晴 先生(化学)

 参加者 理数科1年次
 第1回内容 課題研究や科学部のテーマ設定および研究の進め方に対する指導・助言

  コロナウイルスの影響で富岡西高校・城南高校・徳島市立高校・城北高校の徳島県理数科4校の生徒がオンラインでつながり実施されました。
まず、各会場でグループ毎にグループ名を決めることから始まり、KJ法による研究テーマ決めを行い、グループ毎に意見の集約を図っていきました。そして全グループが研究テーマとその研究方法を発表しました。
本校生にとっては、他校の生徒と初めて科学的意見交換を体験する貴重な場となり、学習意欲や研究意欲を増すことができました。
 このような貴重な機会を与えてくださった徳島大学理工学部の皆様、そして今回の参加でご支援くださった城南高校SSH事務局の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

高大連携事業 徳島文理大学(2年次)「炭素と炭素をつなぐクロスカップリング反応」~ノーベル化学賞の化学反応をやってみよう~

 

日時 令和3年11月24日(水)

場所 化学室

講師 徳島文理大学 薬学部 教授 堂上 美和 先生

 

 2010年にノーベル化学賞を受賞した「鈴木ー宮浦クロスカップリング反応」は,医薬品合成・精密有機合成,化学繊維や液晶分子、有機マテリアルの合成などに用いられる,日本人の名を冠する人名反応の中では最も有名かつ実用性の高い反応です。その反応を実験を通して体験することができました。炭素と炭素を確実に結合したかどうかは,反応した液体の蛍光色により確認することができました。全ての班で確実に反応が起こり,様々な蛍光色が観察できました。

 未学習の単元でしたが,今後の学習や課題研究等に生かすことができる有意義な体験となりました。

高大連携事業 徳島文理大(1年次)「亜鉛の温故知新」~なぜ亜鉛は健康の維持に必要なのか?~

日時 令和3年11月17日(水)

場所 視聴覚教室

講師 徳島文理大学 薬学部 教授 深田 俊幸 先生

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 亜鉛がどのように私たちの体や細胞で機能しているのか,亜鉛の発見の歴史と最新の研究成果を交えて,わかりやすく解説してくださりました。また,研究に必要な「使命感」や「倫理観」についてもご講義くださりました。生徒アンケートの感想や質問に一人一人に丁寧なコメントをくださり,先生の研究に対する情熱を感じました。この講義は今後の学習や進路選択に生かすことのできる貴重な経験となりました。

高大連携事業 鳴門教育大学 英語による理科授業 11月12日(金)実施

 鳴門教育大学理科研修員の方々に来ていただき,オールイングリッシュで理科の授業をしていただきました。生徒は英単語リストを見ながら,ワークシートに取り組み,英語による説明を聞き取りながら内容を理解していきました。

 1年次生は体細胞分裂について,DNA複製の仕組みの説明を聞き,自分で染色した細胞のプレパラートを観察しました。2年次生は原子の構造について,オリジナルの原子模型を作成したり,グループワークにより活発な意見交換を行ったりして理解を深めました。

 交流会では,研修員の方々からマダガスカル・ブルキナファソ・ネパール・中国・セーシェル諸島それぞれの紹介をしていただき,本校生は日本文化に関係が深い書道,弓道及び剣道の紹介を英語で行いました。

 生徒たちは,英語で理科の内容を理解するという貴重な経験をすることができ,英語学習の重要性について再確認できたようです。 

令和3年度 課題研究中間発表会(理数科2年次) 令和3年6月30日(水)7限実施

6月30日(水)7限に,理数科2年次(40名)による課題研究中間発表会を実施しました。物理・化学・生物・地学分野に分かれた13班が,課題研究の進捗状況を発表しました。

今回は,Classiにアップロードした発表資料をタブレットで表示させながらスクリーンに投影し説明しました。発表直前まで指導助言をもとに修正等を行い,最新の資料を提供することができました。発表時間は3分程度,質疑応答1分程度で短時間でしたが,指導教官からの鋭い指摘や,活発な意見交換等もあり,お互いに刺激を受けました。質問や助言等を記入したアドバイスシートは,発表後に該当する班に配付し,今後の研究に役立てます。4月から課題研究に取り組んでいますが,今回の発表により,結論を導き出すために何をすべきか等の方向性が明確になったようです。

令和3年度 福岡県立城南高等学校「ESD課題研究」発表会(オンライン開催)   令和3年6月22日(火)5・6限実施

 県外のSHH指定校である福岡県立城南高等学校の学校設定科目「ESD課題研究」のオンラインによる発表会に,理数科2年次(40名)が参加しました。『スマートフォンの使用時間~画面の色との関係性~』『飛沫やウイルスに対するマスクの防御効果』『オンライン授業の実用性と将来性』など身近な問題やSDGsに関するテーマについての発表を視聴しました。

 今回は,ダウンロードした発表資料をタブレットで表示させながら視聴しました。スクリーンでは見えにくいグラフや図等を拡大したり,見逃したスライドを見返したりすることができ,理解を深めることができました。

 オンライン発表会を視聴し,「他校の発表の仕方,研究のまとめ方,研究の展開の仕方などでとても参考になった。」「教授の方々の発表者に対する具体的なアドバイスを自分も参考にしてみようと思った。」などの感想があり,たくさんの刺激を受けました。今後の課題研究に役立てたいと思います。

 

オンライン発表会のようす

 



徳島県SSH生徒研究合同発表会

R2 徳島県SSH生徒研究合同発表会(オンライン)

日時  3月21日(日)
場所  各高等学校(ZOOMによるオンライン発表)
参加者 理数科2・1年次

第1部
 3月12日(金)~23日(火)まで、研究発表動画を集めた専用ホームページサイトを公開する。

第2部  3月21日(日)各高校で分科会に分かれ、ZOOMミーティングによりオンライン開催となりました。
 第2部は、富岡西高校・城南高校・脇町高校・城北高校・富岡東高校・徳島科学技術高校・鳴教大付属中学校の7校の生徒が3つの分科会(①物理、②化学・地学・その他、③生物)に分かれ、お互いの発表を聞き、質疑応答を行いました。口頭発表後も質問票による質問を受け付け、後日回答をメールで行います。本校生徒にとっては、他校の生徒と科学的意見交換を体験し、これからの研究内容を深化させるための貴重な場となりました。
 今回の発表会でご支援くださった徳島県教育委員会・科学技術高等学校SSH事務局の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。


第2回徳島県SSH高等学校課題研究研修会

R2第2回徳島県SSH高等学校
     課題研究及び科学部研究研修会(オンライン)

 日時  2月19日(金)
 場所  各高等学校(城南高校よりZOOMでオンライン配信)
 指導者 徳島大学理工学部理工学科応用理数コース
     三好 徳和 先生(化学)   石田 啓祐 先生(地球科学)
     大淵 朗  先生(数学)      久田 旭彦 先生(物理学)
     渡部 稔  先生(生物学)  片山 真一 先生(数学)
     大渕 朗  先生(数学)   上野 雅晴 先生(化学)

 参加者 理数科1年次

第2回内容:各グループで課題研究予定内容を発表し、質疑応答を行い、研究内容や研究の進め方に対する指導助言

 第1回に引き続き、オンライン開催となりました。富岡西高校・城南高校・徳島市立高校・城北高校の徳島県理数科4校の生徒と徳島大学等がオンラインでつながり実施されました。まず、各会場でブースA~ブースFの6ブースにグループが別れ、順に各グループの発表を行いました。各グループ発表後に質疑応答を行い、研究内容や研究の進め方に対して、それぞれのブース担当先生から指導助言を頂きました。本校生にとっては、他校の生徒と科学的意見交換を体験し、これからの研究内容等の改良点について考える貴重な場となりました。
 貴重な機会を与えてくださった徳島大学理工学部の皆様、そして今回の参加でご支援くださった徳島県教育委員会・城南高校SSH事務局の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

 

SSH 理数科SS スペシャリストアカデミー②

理数科SS  スペシャリストアカデミー②
「内閣府ムーンショット型研究開発制度が実現する近未来の医療と医科学 ~未来の研究開発者への提言~」

日 時 令和3年1月15日(金)
場 所 本校視聴覚教室
講 師 独立行政法人国立病院機構 徳島病院 高田 信二郎 先生
演 題 「内閣府ムーンショット型研究開発制度が実現する近未来の医療と医科学
                           ~未来の研究開発者への提言~  」

 高田先生は、「ムーンショットとは人々を魅了する野心的な目標を掲げて世界中の研究者の英知を結集しながら困難な社会課題の解決を目指し、挑戦的な研究開発を進める研究開発制度である」として、医科学分野での破壊的イノベーション創出に向けた日本で現在進行中の挑戦による成果(徳島病院での先進的な取り組みも含む)を話してくださいました。
  ①ロボット リハビリテーション
  ②再生医療 リハビリテーション
  ③ゲノム編集 リハビリテーション
     ④サイバネテックアバター リハビリテーション
                     について、順を追って話をしてくださいました。

 障害受容の昨今についても触れられ、現在の医療は、再生医療・ゲノム編集・遺伝子治療・新たな治療薬を受け、動かない部分が動くかもしれないようになっている。そのときに備えて、今よりも体が弱らないようにリハビリテーションしましょうという段階であり、更にSociety 5.0時代のサイバー・フィジカル空間で活躍できるものを目指す時代に入っていると述べられました。
 高田先生は、「研究開発には直感が不可欠である。直感を強化するためには、深くて狭い専門知識を身につけるだけではなく、浅くて広い知識を身につけることも重要であり、何事にも興味を持ってしっかり学習して欲しい」と締められました。

 

SSH 理数科SS スペシャリストアカデミー①

理数科SS  スペシャリストアカデミー①

「ものづくりの楽しさと挑戦 ~徳島・阿南の未来に向けて~」

日 時 令和2年12月2日(水)
場 所 本校視聴覚教室
講 師 有限会社 岸火工品製造所 専務取締役 岸 洋介 先生
演 題 「 ものづくりの楽しさと挑戦 ~徳島・阿南の未来に向けて~ 」

 岸先生は、「花火師は一瞬の感動に手間と想いをかける」として、①就職編、②競技大会編、③これからの花火産業 について、順を追って話をしてくださいました。

  ①自らの就職体験
  ②・花火の種類(割物・半割物・ポカ物)について
    ・化学反応と発色について
    ・自らが目指した藍色の発色の研究について
       ・型花火と現在のトレンド
       ・初の競技大会参加と師匠との出会い
   ③中四国初に企画した「にし阿波花火競技大会」では、有料化による収益の確保、大曲競技
    大会参加の花火屋を招待、音楽に合わせた花火演出を行った

 岸先生は、「製造だけでなく、人々に喜んでいただける大会などをプロデュースする産業としての転換」の重要性について説明してくださいました。また、高校生に向けて、「すぐに就職するタイミングはやってきて、ほとんどの生徒は学生生活から一変する。仕事を楽しむ準備をしていこう」と、日々学習することが大切であると締められました。

 

徳島県SSH高等学校課題研究研修会(オンライン)

R2第1回徳島県SSH高等学校 課題研究及び科学部研究研修会
                      
(オンライン)
 日時  11月24日(火)
 場所  各高等学校(城南高校よりZOOMでオンライン配信)

 指導者 徳島大学理工学部理工学科応用理数コース
     三好 徳和 先生(化学)   石田 啓祐 先生(地球科学)
     大淵 朗  先生(数学)    久田 旭彦 先生(物理学)

 参加者 理数科1年次
 第1回内容 課題研究や科学部のテーマ設定および研究の進め方に対する指導助言

 今年度の研修会は、コロナウイルスの影響でオンライン開催となりました。富岡西高校・城南高校・徳島市立高校・城北高校の徳島県理数科4校の生徒がオンラインでつながり実施されました。まず、各会場でグループ毎にグループ名を決めることから始まり、興味ある分野の内容についてそれぞれが提案するブレインストーミングへと移行しました。次にKJ法に入り、グループ毎に意見の集約を図っていきました。そして全グループが課題とその研究方法を発表しました。本校生にとっては、他校の生徒と科学的意見交換を体験する貴重な場となり、学習意欲や研究意欲を増すことができました。
 貴重な機会を与えてくださった徳島大学理工学部の皆様、そして今回の参加でご支援くださった徳島県教育委員会・城南高校SSH事務局の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。


SSH 理数科SS高大連携 鳴門教育大学 英語による理科授業

SSH 理数科 高大連携授業
    鳴門教育大学 英語による理科授業  

1.日 時  令和2年11月13日(金)

2.場 所  本校物理実験室・生物実験室、研修会館3F

3.授業者  ①授業者の名前: Mr. SANOGO Bema
        国名:マリ共和国(アフリカ)
       ②授業者の名前: Mr. TAWAKE Wiliame
           国名:フィジー共和国(大洋州)
      授業アシスタント及び交流会
       ③アシスタントの名前: Mis. Diana Marcela Andino Mejia
         国名:ホンジュラス共和国(中央アメリカ)

4.講義
  理数科 2年次(①化学基礎授業 40名)  テーマ:物質量と化学反応式

    理数科1年次(②化学基礎授業 40名)         テーマ:金属・非金属の性質の違い

5.交流会(研修館3F)
 鳴門教育大学理科研修員の方々に来ていただき、オールイングリッシュで理科の授業をしていただきました。2年生は物質量と化学反応式について、1年生は金属・非金属の性質の違いについての講義内容でした。生徒たちは英単語リストを見ながら、テキストを読み、会話をよく聞いて内容を理解していきました。活動とコミュニケーションを多く取り入れていただいたので、後半になるほど活発に発言できるようになりました。
 講義後、理数科2・1年次生との交流会を行いました。生徒が学校行事や部活動等について紹介を行った後、研修員の方々にホンジェラス共和国・フィジー共和国・マリ共和国それぞれの紹介をしていただきました。今回の行事により、何事も深く学習し、世界にも目を向け、英語を学習するモチベーションを更に上げてもらいたいと考えています。
 このような貴重な機会を作って下さった鳴門教育大学の先生方や研修員の方々に、この場をお借りして御礼を述べさせていただきます。

SSH 高大連携授業 徳島文理大学

理数科行事 高大連携授業 (1・2年次合同)
「不思議な化学反応からみえてくる薬剤師の重要性」

日 時 令和2年10月28日(水)
場 所 本校視聴覚教室
講 師 徳島文理大学 薬学部
    教授 山本 博文 先生
演 題 「 不思議な化学反応からみえてくる薬剤師の重要性 」              

 山本教授は、チーム医療である現代医療の中で薬剤師は「薬事に関わる責任者」として非常に重要であり、時計反応の実験を例にして、化学反応の起こすリスクを考えることの重要さを説明してくださいました。
 化学反応の例としては
  ・TDCMから毒性を取り除くと、免疫を活性化できること
  ・サルーシンによって青さのりの培養・養殖が可能になったこと 
                       などを紹介してくださいました。

 また、薬剤師の業務として
  ・処方監査・疑義照会
  ・処方提案
  ・薬の調剤や製剤化
  ・医療品情報提供
  ・薬の副作用管理     等についても、説明してくださいました。

 山本教授は、「化学反応を深く研究することにより様々な問題点が解決できる重要性」について述べられました。そして、真摯に学習することが大切であり、ぜひ薬学をめざす人が増えて欲しいと締められました。



科学技術アカデミー参加報告

科学への誘い -advanced-

 10月2日(金)に板野町の徳島県立総合教育センターで,科学技術アカデミー「科学への誘い-advanced-」の講座『屈折望遠鏡で天体を観測してみよう』が開催され,本校から4名(1年次生2名,2年次生2名)が参加しました。
 天体望遠鏡の基本構造や設営・撤収についての講義を受けた後,観測実習に入りました。本校生4名は,全員が望遠鏡の設営は初めてでしたが,講義の成果もあってそれほど苦労することなく設営できました。当日は晴天の夜空で輝く木星・火星や夏の星座・秋の星座を観察することができました。観察の合間に,センター屋上の天体ドームで,口径20cmの大型望遠鏡でとらえた驚くほど鮮明な星像を見ることもできました。実り多い研修を行うことができました。

 

SSH 理数科 高大連携授業 徳島大学

理数科行事 高大連携授業 (1・2年次合同)
「立体感って何?」

日 時 令和2年10月7日(水)
場 所 視聴覚教室
講 師 徳島大学大学院 社会産業理工学研究部 光応用系
    教 授  陶山 史朗 先生
演 題 「立体感って何?」 
 陶山教授は、ナノスケールの光機能材料、三次元フォトニクス、画像処理、フォトニックネットワークなどについての事例を挙げながら、わかりやすく研究内容の説明をしてくださいました。
 今回の実習は3D(三次元)映像に関して、アーク3D表示システムを紹介していただいた後、3D制作実習をしていただきました。実習サポートとして、光応用の水科先生や大学院生・大学生の皆さんが参加して、アドバイスしてくださいました。又、実習中には大学についての質問等にも答えてくださいました。実際に各自が3D制作を体験し、富岡西高校生にとって大変有意義な実習となりました。
 陶山教授の講義は、光分野の楽しさとこれからの可能性の広がりから、この研究分野にぜひ進んで欲しいというお話で締められました。

 

理数科 高大連携授業 鳴門教育大学

理数科 高大連携授業(2年次)
「課題研究の進め方」

日 時 令和2年7月29日(水)
場 所 視聴覚教室
講 師 鳴門教育大学 准教授 寺島 幸生 先生
演 題 「課題研究の進め方」 

 本年度、2年次はコロナウイルスの影響もあり、2学期から本格的に課題研究が始まります。それに先立ち、課題研究の進め方の注意事項等について、わかりやすく興味を喚起するような内容の講義をしてくださいました。

 1.研究を始める前に
 2.テーマの見つけ方・決め方
 3.研究の進め方
 4.データの整理と表示
 5.研究のまとめ・発表

 生徒にとって、これからの課題研究や学習に生かすことができる貴重な経験となりました。講義を通して、身近なことの中にいろいろな研究対象となる課題がたくさんあることや、視点を変えることでそれらを見つけたり、そのデータのまとめ方によって思わぬ関係性を発見できたりする楽しさに気づいてくれたことと思います。
 寺島准教授の講義は、何事にも疑問をもって多角的に見ることが大切であるということと、高校生であれ大学の科学者であれ、基本的探究過程は共通なので、ぜひその姿勢を身につけて欲しいというお話で締められました。

 

理数科 校内課題研究発表会

理数科 校内課題研究発表会
                       令和2年7月22日(水)

 3年次理数科がこれまで行ってきた課題研究について、パワーポイントによる課題研究発表会を行いました。本年度はコロナウイルス感染防止対策のため、S3教室・S2教室・26HR教室・16HR教室に分散し、開会式・閉会式はZoomを使用し4教室同時開催、研究発表は4教室ローテーションで行いました。1・2年次理数科生が参加し、11班の発表を順番に聞いて疑問点を質問をしたり評価をしていきました。今回の発表内容は、全国SSH課題研究発表会や日本学生科学賞等に出品予定です。


3年次生徒テーマ
  化学: 炭酸ジュース中の炭酸量の測定
  化学: 歯は溶けるのか
  化学: 石けんの研究
  化学: ゴムの劣化と脂肪酸の関係
  生物: 阿波番茶の研究
  生物: 日照度や地面の硬さと植生の関係
  生物: オーキシンについて
  生物: 微生物
  物理: コイルガンの作成と温度によるエネルギー変換効率についての考察
  物理: ヘロンの噴水原理で災害対策は可能か?
  物理: 空気抵抗と終端速度の関係