2020年10月の記事一覧

SSH 高大連携授業 徳島文理大学

理数科行事 高大連携授業 (1・2年次合同)
「不思議な化学反応からみえてくる薬剤師の重要性」

日 時 令和2年10月28日(水)
場 所 本校視聴覚教室
講 師 徳島文理大学 薬学部
    教授 山本 博文 先生
演 題 「 不思議な化学反応からみえてくる薬剤師の重要性 」              

 山本教授は、チーム医療である現代医療の中で薬剤師は「薬事に関わる責任者」として非常に重要であり、時計反応の実験を例にして、化学反応の起こすリスクを考えることの重要さを説明してくださいました。
 化学反応の例としては
  ・TDCMから毒性を取り除くと、免疫を活性化できること
  ・サルーシンによって青さのりの培養・養殖が可能になったこと 
                       などを紹介してくださいました。

 また、薬剤師の業務として
  ・処方監査・疑義照会
  ・処方提案
  ・薬の調剤や製剤化
  ・医療品情報提供
  ・薬の副作用管理     等についても、説明してくださいました。

 山本教授は、「化学反応を深く研究することにより様々な問題点が解決できる重要性」について述べられました。そして、真摯に学習することが大切であり、ぜひ薬学をめざす人が増えて欲しいと締められました。



科学技術アカデミー参加報告

科学への誘い -advanced-

 10月2日(金)に板野町の徳島県立総合教育センターで,科学技術アカデミー「科学への誘い-advanced-」の講座『屈折望遠鏡で天体を観測してみよう』が開催され,本校から4名(1年次生2名,2年次生2名)が参加しました。
 天体望遠鏡の基本構造や設営・撤収についての講義を受けた後,観測実習に入りました。本校生4名は,全員が望遠鏡の設営は初めてでしたが,講義の成果もあってそれほど苦労することなく設営できました。当日は晴天の夜空で輝く木星・火星や夏の星座・秋の星座を観察することができました。観察の合間に,センター屋上の天体ドームで,口径20cmの大型望遠鏡でとらえた驚くほど鮮明な星像を見ることもできました。実り多い研修を行うことができました。

 

SSH 理数科 高大連携授業 徳島大学

理数科行事 高大連携授業 (1・2年次合同)
「立体感って何?」

日 時 令和2年10月7日(水)
場 所 視聴覚教室
講 師 徳島大学大学院 社会産業理工学研究部 光応用系
    教 授  陶山 史朗 先生
演 題 「立体感って何?」 
 陶山教授は、ナノスケールの光機能材料、三次元フォトニクス、画像処理、フォトニックネットワークなどについての事例を挙げながら、わかりやすく研究内容の説明をしてくださいました。
 今回の実習は3D(三次元)映像に関して、アーク3D表示システムを紹介していただいた後、3D制作実習をしていただきました。実習サポートとして、光応用の水科先生や大学院生・大学生の皆さんが参加して、アドバイスしてくださいました。又、実習中には大学についての質問等にも答えてくださいました。実際に各自が3D制作を体験し、富岡西高校生にとって大変有意義な実習となりました。
 陶山教授の講義は、光分野の楽しさとこれからの可能性の広がりから、この研究分野にぜひ進んで欲しいというお話で締められました。