TN-SCOPE Science(SS)理数科

第1回SSH高等学校課題研究研修会参加 令和4年11月22日(火)

「課題研究や科学部研究のテーマ設定及び研究の進め方に対する指導・助言」

場所 :各高等学校(城南高校よりZoomでオンライン配信)

参加者:理数科1年次生

指導者:徳島大学理工学部理工学科応用理数コース

     三好 德和 先生(化学)   石田 啓祐 先生(地球科学)

     小山 晋之 先生(物理学)  久田 旭彦 先生(物理学)

     渡部 稔  先生(生物学)  片山 真一 先生(数学) 

     大渕 朗  先生(数学)   上野 雅晴 先生(化学)

 コロナウイルスの影響で富岡西高校・城南高校・徳島市立高校・城北高校の理数科4校の生徒をオンラインでつなぎ実施されました。このような貴重な機会を与えてくださった徳島大学理工学部の皆様,そして今回の参加でご支援くださった城南高校SSH事務局の皆様に,この場を借りて御礼申し上げます。

SSH特別講義(徳島文理大学) 令和4年11月17日(木)5・6限実施

演題:「医療人に必要な『倫理観』と『使命感』~新しい病気の発見から学んだこと~」

 

講師:徳島文理大学 薬学部 教授 深田 俊幸 先生

 

 理数科1年次(40名)を対象とした特別講義を実施しました。なぜ亜鉛が生命活動に不可欠な元素であるのかについて,亜鉛欠乏症の事例を挙げて分かりやすく説明してくださいました。

 また,深田先生ご自身が亜鉛の研究と新しい病気の発見の経験から,医学や薬学を志す医療人にとって『倫理観』と『使命感』とは何か?という課題に対し,「患者様と真摯に病気に対峙し,その成果を患者様に返す」ことであり,そのためには「探究心(リサーチマインド)と人一倍の努力が必要」と締めくくられました。

 今回の講義を聴き,「亜鉛が人間にとって大事なものだということを知り,興味がわきました。」や「先生の研究に対する探究心や倫理観,使命感,参考にしたいと思います。」などの感想が多数ありました。今後の課題研究や進路選択に生かしていきたいと思います。

SSH特別講義(神戸大学) 令和4年10月12日(水)

演題:「小惑星衝突と小惑星探査」

講師:中村 昭子准教授

 本校出身の中村先生に「小惑星衝突と小惑星探査」と題して,太陽系にある小惑星と呼ばれる,惑星や衛星でない無数の天体について,JAXAの探査機「はやぶさ」と「はやぶさ2」が小惑星を探査し,持ち帰った試料やNASAの探査機による小惑星への衝突実験から,小惑星はどんな天体なのか,わかりやすく教えてくださいました。また,今後どのような探査が計画されているか,についてもお話しくださいました。講義の後に9月にご講義いただいた桑原教彰先生との高校時代のことや,研究者を目指すきっかけなど進路選択に参考になるお話もしていただきました。

SSH特別講義(京都工芸繊維大学) 令和4年9月16日(金)

演題:「人の五感とメタバース」

講師:桑原 教彰教授

 本校出身の桑原先生に「人の五感とメタバース」と題して,まず,最初に人はどのように物を認識するのかについてわかりやすく教えてくださいました。次にメタバースを支える技術について,実際に仮想空間のデザインやモーションキャプチャについて実演してくださいました。また,錯覚を利用した「首振りドラゴン」を実際に作製しました。私たちの生活を豊かにする科学技術について知ることができ,大変興味・関心が高まり,今後の学習意欲や進路選択につながる講義となりました。

校内課題研究発表会 令和4年7月20日(水)

 3年次理数科がこれまで行ってきた課題研究について,パワーポイントを用いた課題研究発表会を行いました。4会場に参加者を分散させ,発表するグループが各会場を移動する方式で実施しました。開会式・閉会式はZoomを使用し4教室同時開催で行いました。理数科1・2年次生も参加し,11班の発表を順番に聞いて疑問点の質問や評価をしました。