TN-SCOPE Science(SS)理数科

徳島県SSH高等学校課題研究研修会(オンライン)

R2第1回徳島県SSH高等学校 課題研究及び科学部研究研修会
                      
(オンライン)
 日時  11月24日(火)
 場所  各高等学校(城南高校よりZOOMでオンライン配信)

 指導者 徳島大学理工学部理工学科応用理数コース
     三好 徳和 先生(化学)   石田 啓祐 先生(地球科学)
     大淵 朗  先生(数学)    久田 旭彦 先生(物理学)

 参加者 理数科1年次
 第1回内容 課題研究や科学部のテーマ設定および研究の進め方に対する指導助言

 今年度の研修会は、コロナウイルスの影響でオンライン開催となりました。富岡西高校・城南高校・徳島市立高校・城北高校の徳島県理数科4校の生徒がオンラインでつながり実施されました。まず、各会場でグループ毎にグループ名を決めることから始まり、興味ある分野の内容についてそれぞれが提案するブレインストーミングへと移行しました。次にKJ法に入り、グループ毎に意見の集約を図っていきました。そして全グループが課題とその研究方法を発表しました。本校生にとっては、他校の生徒と科学的意見交換を体験する貴重な場となり、学習意欲や研究意欲を増すことができました。
 貴重な機会を与えてくださった徳島大学理工学部の皆様、そして今回の参加でご支援くださった徳島県教育委員会・城南高校SSH事務局の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。


SSH 理数科SS高大連携 鳴門教育大学 英語による理科授業

SSH 理数科 高大連携授業
    鳴門教育大学 英語による理科授業  

1.日 時  令和2年11月13日(金)

2.場 所  本校物理実験室・生物実験室、研修会館3F

3.授業者  ①授業者の名前: Mr. SANOGO Bema
        国名:マリ共和国(アフリカ)
       ②授業者の名前: Mr. TAWAKE Wiliame
           国名:フィジー共和国(大洋州)
      授業アシスタント及び交流会
       ③アシスタントの名前: Mis. Diana Marcela Andino Mejia
         国名:ホンジュラス共和国(中央アメリカ)

4.講義
  理数科 2年次(①化学基礎授業 40名)  テーマ:物質量と化学反応式

    理数科1年次(②化学基礎授業 40名)         テーマ:金属・非金属の性質の違い

5.交流会(研修館3F)
 鳴門教育大学理科研修員の方々に来ていただき、オールイングリッシュで理科の授業をしていただきました。2年生は物質量と化学反応式について、1年生は金属・非金属の性質の違いについての講義内容でした。生徒たちは英単語リストを見ながら、テキストを読み、会話をよく聞いて内容を理解していきました。活動とコミュニケーションを多く取り入れていただいたので、後半になるほど活発に発言できるようになりました。
 講義後、理数科2・1年次生との交流会を行いました。生徒が学校行事や部活動等について紹介を行った後、研修員の方々にホンジェラス共和国・フィジー共和国・マリ共和国それぞれの紹介をしていただきました。今回の行事により、何事も深く学習し、世界にも目を向け、英語を学習するモチベーションを更に上げてもらいたいと考えています。
 このような貴重な機会を作って下さった鳴門教育大学の先生方や研修員の方々に、この場をお借りして御礼を述べさせていただきます。

SSH 高大連携授業 徳島文理大学

理数科行事 高大連携授業 (1・2年次合同)
「不思議な化学反応からみえてくる薬剤師の重要性」

日 時 令和2年10月28日(水)
場 所 本校視聴覚教室
講 師 徳島文理大学 薬学部
    教授 山本 博文 先生
演 題 「 不思議な化学反応からみえてくる薬剤師の重要性 」              

 山本教授は、チーム医療である現代医療の中で薬剤師は「薬事に関わる責任者」として非常に重要であり、時計反応の実験を例にして、化学反応の起こすリスクを考えることの重要さを説明してくださいました。
 化学反応の例としては
  ・TDCMから毒性を取り除くと、免疫を活性化できること
  ・サルーシンによって青さのりの培養・養殖が可能になったこと 
                       などを紹介してくださいました。

 また、薬剤師の業務として
  ・処方監査・疑義照会
  ・処方提案
  ・薬の調剤や製剤化
  ・医療品情報提供
  ・薬の副作用管理     等についても、説明してくださいました。

 山本教授は、「化学反応を深く研究することにより様々な問題点が解決できる重要性」について述べられました。そして、真摯に学習することが大切であり、ぜひ薬学をめざす人が増えて欲しいと締められました。



科学技術アカデミー参加報告

科学への誘い -advanced-

 10月2日(金)に板野町の徳島県立総合教育センターで,科学技術アカデミー「科学への誘い-advanced-」の講座『屈折望遠鏡で天体を観測してみよう』が開催され,本校から4名(1年次生2名,2年次生2名)が参加しました。
 天体望遠鏡の基本構造や設営・撤収についての講義を受けた後,観測実習に入りました。本校生4名は,全員が望遠鏡の設営は初めてでしたが,講義の成果もあってそれほど苦労することなく設営できました。当日は晴天の夜空で輝く木星・火星や夏の星座・秋の星座を観察することができました。観察の合間に,センター屋上の天体ドームで,口径20cmの大型望遠鏡でとらえた驚くほど鮮明な星像を見ることもできました。実り多い研修を行うことができました。

 

SSH 理数科 高大連携授業 徳島大学

理数科行事 高大連携授業 (1・2年次合同)
「立体感って何?」

日 時 令和2年10月7日(水)
場 所 視聴覚教室
講 師 徳島大学大学院 社会産業理工学研究部 光応用系
    教 授  陶山 史朗 先生
演 題 「立体感って何?」 
 陶山教授は、ナノスケールの光機能材料、三次元フォトニクス、画像処理、フォトニックネットワークなどについての事例を挙げながら、わかりやすく研究内容の説明をしてくださいました。
 今回の実習は3D(三次元)映像に関して、アーク3D表示システムを紹介していただいた後、3D制作実習をしていただきました。実習サポートとして、光応用の水科先生や大学院生・大学生の皆さんが参加して、アドバイスしてくださいました。又、実習中には大学についての質問等にも答えてくださいました。実際に各自が3D制作を体験し、富岡西高校生にとって大変有意義な実習となりました。
 陶山教授の講義は、光分野の楽しさとこれからの可能性の広がりから、この研究分野にぜひ進んで欲しいというお話で締められました。