TN-SCOPE Science(SS)理数科
令和3年度 徳島県スーパーサイエンスハイスクール生徒研究合同発表会 R4.3.19(土)
徳島県内のスーパーサイエンスハイスクール指定校や各高等学校の科学部等の課題研究の合同発表会に参加しました。今回は,バーチャル会場(oVice)でのオンライン発表形式で,専用のバーチャル会場(oVice)で,自身のアバターを動かし,研究発表や発表の視聴を行いました。発表者は,スライド資料の共有やカメラ機能を用いた発表を行い,質疑応答・意見交換を通して今後の取り組み方へのヒントをいただきました。
理数科SS スペシャリストアカデミー②
日 時 令和4年2月16日(水)
場 所 徳島大学ポストLEDフォトニクス研究所,26HR,15HR(Zoom配信)
講 師 徳島大学 ポストLEDフォトニクス研究所 特任助教 長谷 栄治 先生
演 題 「生きたありのままのコラーゲンを観察できる顕微鏡」
今回の講義は,長谷先生の実験室からリモートにより行われました。コラーゲンを生きたありのままの状態で観察することができる、先端光科学技術を用いた顕微鏡に関する研究について講義してくださいました。なぜ生きたありのままのコラーゲンが観察できるのか?という原理を実験を交えて説明された後,研究所で行われている皮膚の老化診断や、臓器障害の診断等への応用例について紹介してくださいました。
物理選択者以外の生徒にとっても,親しみやすい内容であり,光科学技術の研究に興味関心を持ったようです。
理数科SS スペシャリストアカデミー①
「蛍光体について」
日 時 令和3年12月17日(金)
場 所 本校視聴覚教室,15HR(Zoom配信)
講 師 日亜化学工業株式会社辰巳工場 第一部門蛍光体開発センター
センター長 山下 恵祥 先生
演 題 「 蛍光体について 」
山下先生は、「蛍光体について」と題して、①会社紹介、②光と色について、③蛍光体について、④海外での経験について、順を追って話をしてくださいました。
理数科1・2年次(80名)を対象とした講演を行いました。1年次は,教室でZoom配信により拝聴しました。初めに、日亜化学の会社紹介があり、現在研究開発が進められている蛍光体についての専門的な説明をしていただきました。青色LEDをさまざまな独自の蛍光体に照射すると白色LEDになる仕組みについて実演を交えながら、わかりやすく説明していただきました。YAG系の蛍光体については、賦活剤を添加することによりさまざまな蛍光色を表現していることについても詳しく学ぶことができました。最後に、ご自身の海外での研修体験が、就職してからの目標や目的意識の転換期になったというお話を聞き、生徒は感銘を受けていました。本日の講演を、これからの進路選択等に活かしてかしていきたいと思います。
高大連携事業 徳島大学(2年次)「DNAの制限酵素地図の作成」
日時 令和3年12月13日(月)
場所 生物室
講師 徳島大学教養教育院 教授 渡部 稔 先生
「DNAの制限酵素地図の作成」をテーマに、出張講義をしていただきました。
高校ではなかなか扱えない実験器具を用いて、既習の内容を実験できたことでより理解が深まりました。
また、普段であわない貴重な動物たちと実際に触れ合うことで生物への興味関心が高まりました。
高大連携事業 徳島大学(2年次)「ロボットプログラムに挑戦」
日時 令和3年12月13日(月)
場所 物理室
講師 徳島大学 工学部 教授 安野 卓 先生
iRobot社の小型ロボットRootを用いてプログラミングを体験しました。「Mission#1:ロボットを白いシートの上に置き,外周を1周させる」という課題に取り組みました。自由な発想でプログラミングを行い,試行錯誤を繰り返しながら全員がMission#1をクリアさせることができました。Mission#2は,カラーセンサーや,タッチセンサーを上手く使いこなして同じ動きをさせることでした。シート上どこに置いても必ず外周を1周するプログラムの解説を聞き,最も少ない行数でプログラムを作成することや誰が見ても理解できるよう考えることの重要性を理解することができました。
今回の講義を受講し,プログラムについて積極的に学んでいきたいという感想が数多くありました。
令和3年度 第1回徳島県SSH高等学校 課題研究及び科学部研究研修会
日時 11月25日(木)
場所 各高等学校(城南高校よりZoomでオンライン配信)
指導者 徳島大学理工学部理工学科応用理数コース
三好 德和 先生(化学) 石田 啓祐 先生(地球科学)
渡部 稔 先生(生物学) 片山 真一 先生(数学)
大渕 朗 先生(数学) 上野 雅晴 先生(化学)
参加者 理数科1年次
第1回内容 課題研究や科学部のテーマ設定および研究の進め方に対する指導・助言
コロナウイルスの影響で富岡西高校・城南高校・徳島市立高校・城北高校の徳島県理数科4校の生徒がオンラインでつながり実施されました。
まず、各会場でグループ毎にグループ名を決めることから始まり、KJ法による研究テーマ決めを行い、グループ毎に意見の集約を図っていきました。そして全グループが研究テーマとその研究方法を発表しました。
本校生にとっては、他校の生徒と初めて科学的意見交換を体験する貴重な場となり、学習意欲や研究意欲を増すことができました。
このような貴重な機会を与えてくださった徳島大学理工学部の皆様、そして今回の参加でご支援くださった城南高校SSH事務局の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。
高大連携事業 徳島文理大学(2年次)「炭素と炭素をつなぐクロスカップリング反応」~ノーベル化学賞の化学反応をやってみよう~
日時 令和3年11月24日(水)
場所 化学室
講師 徳島文理大学 薬学部 教授 堂上 美和 先生
2010年にノーベル化学賞を受賞した「鈴木ー宮浦クロスカップリング反応」は,医薬品合成・精密有機合成,化学繊維や液晶分子、有機マテリアルの合成などに用いられる,日本人の名を冠する人名反応の中では最も有名かつ実用性の高い反応です。その反応を実験を通して体験することができました。炭素と炭素を確実に結合したかどうかは,反応した液体の蛍光色により確認することができました。全ての班で確実に反応が起こり,様々な蛍光色が観察できました。
未学習の単元でしたが,今後の学習や課題研究等に生かすことができる有意義な体験となりました。
高大連携事業 徳島文理大(1年次)「亜鉛の温故知新」~なぜ亜鉛は健康の維持に必要なのか?~
日時 令和3年11月17日(水)
場所 視聴覚教室
講師 徳島文理大学 薬学部 教授 深田 俊幸 先生
亜鉛がどのように私たちの体や細胞で機能しているのか,亜鉛の発見の歴史と最新の研究成果を交えて,わかりやすく解説してくださりました。また,研究に必要な「使命感」や「倫理観」についてもご講義くださりました。生徒アンケートの感想や質問に一人一人に丁寧なコメントをくださり,先生の研究に対する情熱を感じました。この講義は今後の学習や進路選択に生かすことのできる貴重な経験となりました。
高大連携事業 鳴門教育大学 英語による理科授業 11月12日(金)実施
鳴門教育大学理科研修員の方々に来ていただき,オールイングリッシュで理科の授業をしていただきました。生徒は英単語リストを見ながら,ワークシートに取り組み,英語による説明を聞き取りながら内容を理解していきました。
1年次生は体細胞分裂について,DNA複製の仕組みの説明を聞き,自分で染色した細胞のプレパラートを観察しました。2年次生は原子の構造について,オリジナルの原子模型を作成したり,グループワークにより活発な意見交換を行ったりして理解を深めました。
交流会では,研修員の方々からマダガスカル・ブルキナファソ・ネパール・中国・セーシェル諸島それぞれの紹介をしていただき,本校生は日本文化に関係が深い書道,弓道及び剣道の紹介を英語で行いました。
生徒たちは,英語で理科の内容を理解するという貴重な経験をすることができ,英語学習の重要性について再確認できたようです。
令和3年度 課題研究中間発表会(理数科2年次) 令和3年6月30日(水)7限実施
6月30日(水)7限に,理数科2年次(40名)による課題研究中間発表会を実施しました。物理・化学・生物・地学分野に分かれた13班が,課題研究の進捗状況を発表しました。
今回は,Classiにアップロードした発表資料をタブレットで表示させながらスクリーンに投影し説明しました。発表直前まで指導助言をもとに修正等を行い,最新の資料を提供することができました。発表時間は3分程度,質疑応答1分程度で短時間でしたが,指導教官からの鋭い指摘や,活発な意見交換等もあり,お互いに刺激を受けました。質問や助言等を記入したアドバイスシートは,発表後に該当する班に配付し,今後の研究に役立てます。4月から課題研究に取り組んでいますが,今回の発表により,結論を導き出すために何をすべきか等の方向性が明確になったようです。
令和3年度 福岡県立城南高等学校「ESD課題研究」発表会(オンライン開催) 令和3年6月22日(火)5・6限実施
県外のSHH指定校である福岡県立城南高等学校の学校設定科目「ESD課題研究」のオンラインによる発表会に,理数科2年次(40名)が参加しました。『スマートフォンの使用時間~画面の色との関係性~』『飛沫やウイルスに対するマスクの防御効果』『オンライン授業の実用性と将来性』など身近な問題やSDGsに関するテーマについての発表を視聴しました。
今回は,ダウンロードした発表資料をタブレットで表示させながら視聴しました。スクリーンでは見えにくいグラフや図等を拡大したり,見逃したスライドを見返したりすることができ,理解を深めることができました。
オンライン発表会を視聴し,「他校の発表の仕方,研究のまとめ方,研究の展開の仕方などでとても参考になった。」「教授の方々の発表者に対する具体的なアドバイスを自分も参考にしてみようと思った。」などの感想があり,たくさんの刺激を受けました。今後の課題研究に役立てたいと思います。
オンライン発表会のようす
徳島県SSH生徒研究合同発表会
日時 3月21日(日)
場所 各高等学校(ZOOMによるオンライン発表)
参加者 理数科2・1年次
第1部 3月12日(金)~23日(火)まで、研究発表動画を集めた専用ホームページサイトを公開する。
第2部 3月21日(日)各高校で分科会に分かれ、ZOOMミーティングによりオンライン開催となりました。
今回の発表会でご支援くださった徳島県教育委員会・科学技術高等学校SSH事務局の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。
第2回徳島県SSH高等学校課題研究研修会
課題研究及び科学部研究研修会(オンライン)
日時 2月19日(金)
場所 各高等学校(城南高校よりZOOMでオンライン配信)
指導者 徳島大学理工学部理工学科応用理数コース
三好 徳和 先生(化学) 石田 啓祐 先生(地球科学)
大淵 朗 先生(数学) 久田 旭彦 先生(物理学)
渡部 稔 先生(生物学) 片山 真一 先生(数学)
大渕 朗 先生(数学) 上野 雅晴 先生(化学)
参加者 理数科1年次
第2回内容:各グループで課題研究予定内容を発表し、質疑応答を行い、研究内容や研究の進め方に対する指導助言
SSH 理数科SS スペシャリストアカデミー②
日 時 令和3年1月15日(金)
場 所 本校視聴覚教室
講 師 独立行政法人国立病院機構 徳島病院 高田 信二郎 先生
~未来の研究開発者への提言~ 」
高田先生は、「ムーンショットとは人々を魅了する野心的な目標を掲げて世界中の研究者の英知を結集しながら困難な社会課題の解決を目指し、挑戦的な研究開発を進める研究開発制度である」として、医科学分野での破壊的イノベーション創出に向けた日本で現在進行中の挑戦による成果(徳島病院での先進的な取り組みも含む)を話してくださいました。
②再生医療 リハビリテーション
③ゲノム編集 リハビリテーション
④サイバネテックアバター リハビリテーション
について、順を追って話をしてくださいました。
障害受容の昨今についても触れられ、現在の医療は、再生医療・ゲノム編集・遺伝子治療・新たな治療薬を受け、動かない部分が動くかもしれないようになっている。そのときに備えて、今よりも体が弱らないようにリハビリテーションしましょうという段階であり、更にSociety 5.0時代のサイバー・フィジカル空間で活躍できるものを目指す時代に入っていると述べられました。
高田先生は、「研究開発には直感が不可欠である。直感を強化するためには、深くて狭い専門知識を身につけるだけではなく、浅くて広い知識を身につけることも重要であり、何事にも興味を持ってしっかり学習して欲しい」と締められました。
SSH 理数科SS スペシャリストアカデミー①
「ものづくりの楽しさと挑戦 ~徳島・阿南の未来に向けて~」
日 時 令和2年12月2日(水)
場 所 本校視聴覚教室
講 師 有限会社 岸火工品製造所 専務取締役 岸 洋介 先生
岸先生は、「花火師は一瞬の感動に手間と想いをかける」として、①就職編、②競技大会編、③これからの花火産業 について、順を追って話をしてくださいました。
②・花火の種類(割物・半割物・ポカ物)について
・化学反応と発色について
・自らが目指した藍色の発色の研究について
・型花火と現在のトレンド
・初の競技大会参加と師匠との出会い
③中四国初に企画した「にし阿波花火競技大会」では、有料化による収益の確保、大曲競技
大会参加の花火屋を招待、音楽に合わせた花火演出を行った
岸先生は、「製造だけでなく、人々に喜んでいただける大会などをプロデュースする産業としての転換」の重要性について説明してくださいました。また、高校生に向けて、「すぐに就職するタイミングはやってきて、ほとんどの生徒は学生生活から一変する。仕事を楽しむ準備をしていこう」と、日々学習することが大切であると締められました。
徳島県SSH高等学校課題研究研修会(オンライン)
(オンライン)
日時 11月24日(火)
指導者 徳島大学理工学部理工学科応用理数コース
三好 徳和 先生(化学) 石田 啓祐 先生(地球科学)
大淵 朗 先生(数学) 久田 旭彦 先生(物理学)
参加者 理数科1年次
SSH 理数科SS高大連携 鳴門教育大学 英語による理科授業
1.日 時 令和2年11月13日(金)
2.場 所 本校物理実験室・生物実験室、研修会館3F
3.授業者 ①授業者の名前: Mr. SANOGO Bema
国名:マリ共和国(アフリカ)
国名:フィジー共和国(大洋州)
③アシスタントの名前: Mis. Diana Marcela Andino Mejia
国名:ホンジュラス共和国(中央アメリカ)
4.講義
理数科 2年次(①化学基礎授業 40名) テーマ:物質量と化学反応式
理数科1年次(②化学基礎授業 40名) テーマ:金属・非金属の性質の違い
5.交流会(研修館3F)
講義後、理数科2・1年次生との交流会を行いました。生徒が学校行事や部活動等について紹介を行った後、研修員の方々にホンジェラス共和国・フィジー共和国・マリ共和国それぞれの紹介をしていただきました。今回の行事により、何事も深く学習し、世界にも目を向け、英語を学習するモチベーションを更に上げてもらいたいと考えています。
このような貴重な機会を作って下さった鳴門教育大学の先生方や研修員の方々に、この場をお借りして御礼を述べさせていただきます。
SSH 高大連携授業 徳島文理大学
日 時 令和2年10月28日(水)
教授 山本 博文 先生
山本教授は、チーム医療である現代医療の中で薬剤師は「薬事に関わる責任者」として非常に重要であり、時計反応の実験を例にして、化学反応の起こすリスクを考えることの重要さを説明してくださいました。
・TDCMから毒性を取り除くと、免疫を活性化できること
・サルーシンによって青さのりの培養・養殖が可能になったこと
などを紹介してくださいました。
また、薬剤師の業務として
・処方監査・疑義照会
・処方提案
・薬の調剤や製剤化
・医療品情報提供
・薬の副作用管理 等についても、説明してくださいました。
山本教授は、「化学反応を深く研究することにより様々な問題点が解決できる重要性」について述べられました。そして、真摯に学習することが大切であり、ぜひ薬学をめざす人が増えて欲しいと締められました。
科学技術アカデミー参加報告
科学への誘い -advanced-
10月2日(金)に板野町の徳島県立総合教育センターで,科学技術アカデミー「科学への誘い-advanced-」の講座『屈折望遠鏡で天体を観測してみよう』が開催され,本校から4名(1年次生2名,2年次生2名)が参加しました。
天体望遠鏡の基本構造や設営・撤収についての講義を受けた後,観測実習に入りました。本校生4名は,全員が望遠鏡の設営は初めてでしたが,講義の成果もあってそれほど苦労することなく設営できました。当日は晴天の夜空で輝く木星・火星や夏の星座・秋の星座を観察することができました。観察の合間に,センター屋上の天体ドームで,口径20cmの大型望遠鏡でとらえた驚くほど鮮明な星像を見ることもできました。実り多い研修を行うことができました。
SSH 理数科 高大連携授業 徳島大学
教 授 陶山 史朗 先生
今回の実習は3D(三次元)映像に関して、アーク3D表示システムを紹介していただいた後、3D制作実習をしていただきました。実習サポートとして、光応用の水科先生や大学院生・大学生の皆さんが参加して、アドバイスしてくださいました。又、実習中には大学についての質問等にも答えてくださいました。実際に各自が3D制作を体験し、富岡西高校生にとって大変有意義な実習となりました。
徳島県立富岡西高等学校
〒774-0030
徳島県阿南市富岡町小山18‐3
TEL:0884‐22‐0041
FAX:0884‐23‐4579