TN-SCOPE Science(SS)理数科

理数科SS  スペシャリストアカデミー① 

「蛍光体について」

日 時 令和3年12月17日(金)

場 所 本校視聴覚教室,15HR(Zoom配信)
講 師 日亜化学工業株式会社辰巳工場 第一部門蛍光体開発センター
    センター長 山下 恵祥 先生
演 題 「 蛍光体について 」

 山下先生は、「蛍光体について」と題して、①会社紹介、②光と色について、③蛍光体について、④海外での経験について、順を追って話をしてくださいました。
 理数科1・2年次(80名)を対象とした講演を行いました。1年次は,教室でZoom配信により拝聴しました。初めに、日亜化学の会社紹介があり、現在研究開発が進められている蛍光体についての専門的な説明をしていただきました。青色LEDをさまざまな独自の蛍光体に照射すると白色LEDになる仕組みについて実演を交えながら、わかりやすく説明していただきました。YAG系の蛍光体については、賦活剤を添加することによりさまざまな蛍光色を表現していることについても詳しく学ぶことができました。最後に、ご自身の海外での研修体験が、就職してからの目標や目的意識の転換期になったというお話を聞き、生徒は感銘を受けていました。本日の講演を、これからの進路選択等に活かしてかしていきたいと思います。

高大連携事業 徳島大学(2年次)「DNAの制限酵素地図の作成」

日時 令和3年12月13日(月)

場所 生物室

講師 徳島大学教養教育院  教授 渡部 稔 先生

 「DNAの制限酵素地図の作成」をテーマに、出張講義をしていただきました。
高校ではなかなか扱えない実験器具を用いて、既習の内容を実験できたことでより理解が深まりました。
また、普段であわない貴重な動物たちと実際に触れ合うことで生物への興味関心が高まりました。

高大連携事業 徳島大学(2年次)「ロボットプログラムに挑戦」

日時 令和3年12月13日(月)

場所 物理室

講師 徳島大学 工学部 教授 安野 卓 先生

 iRobot社の小型ロボットRootを用いてプログラミングを体験しました。「Mission#1:ロボットを白いシートの上に置き,外周を1周させる」という課題に取り組みました。自由な発想でプログラミングを行い,試行錯誤を繰り返しながら全員がMission#1をクリアさせることができました。Mission#2は,カラーセンサーや,タッチセンサーを上手く使いこなして同じ動きをさせることでした。シート上どこに置いても必ず外周を1周するプログラムの解説を聞き,最も少ない行数でプログラムを作成することや誰が見ても理解できるよう考えることの重要性を理解することができました。
 今回の講義を受講し,プログラムについて積極的に学んでいきたいという感想が数多くありました。

令和3年度 第1回徳島県SSH高等学校 課題研究及び科学部研究研修会

 日時  11月25日(木)

 場所  各高等学校(城南高校よりZoomでオンライン配信)

 指導者 徳島大学理工学部理工学科応用理数コース
     三好 德和 先生(化学)   石田 啓祐 先生(地球科学)

     渡部 稔  先生(生物学)  片山 真一 先生(数学) 
     大渕 朗  先生(数学)   上野 雅晴 先生(化学)

 参加者 理数科1年次
 第1回内容 課題研究や科学部のテーマ設定および研究の進め方に対する指導・助言

  コロナウイルスの影響で富岡西高校・城南高校・徳島市立高校・城北高校の徳島県理数科4校の生徒がオンラインでつながり実施されました。
まず、各会場でグループ毎にグループ名を決めることから始まり、KJ法による研究テーマ決めを行い、グループ毎に意見の集約を図っていきました。そして全グループが研究テーマとその研究方法を発表しました。
本校生にとっては、他校の生徒と初めて科学的意見交換を体験する貴重な場となり、学習意欲や研究意欲を増すことができました。
 このような貴重な機会を与えてくださった徳島大学理工学部の皆様、そして今回の参加でご支援くださった城南高校SSH事務局の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

高大連携事業 徳島文理大学(2年次)「炭素と炭素をつなぐクロスカップリング反応」~ノーベル化学賞の化学反応をやってみよう~

 

日時 令和3年11月24日(水)

場所 化学室

講師 徳島文理大学 薬学部 教授 堂上 美和 先生

 

 2010年にノーベル化学賞を受賞した「鈴木ー宮浦クロスカップリング反応」は,医薬品合成・精密有機合成,化学繊維や液晶分子、有機マテリアルの合成などに用いられる,日本人の名を冠する人名反応の中では最も有名かつ実用性の高い反応です。その反応を実験を通して体験することができました。炭素と炭素を確実に結合したかどうかは,反応した液体の蛍光色により確認することができました。全ての班で確実に反応が起こり,様々な蛍光色が観察できました。

 未学習の単元でしたが,今後の学習や課題研究等に生かすことができる有意義な体験となりました。

高大連携事業 徳島文理大(1年次)「亜鉛の温故知新」~なぜ亜鉛は健康の維持に必要なのか?~

日時 令和3年11月17日(水)

場所 視聴覚教室

講師 徳島文理大学 薬学部 教授 深田 俊幸 先生

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 亜鉛がどのように私たちの体や細胞で機能しているのか,亜鉛の発見の歴史と最新の研究成果を交えて,わかりやすく解説してくださりました。また,研究に必要な「使命感」や「倫理観」についてもご講義くださりました。生徒アンケートの感想や質問に一人一人に丁寧なコメントをくださり,先生の研究に対する情熱を感じました。この講義は今後の学習や進路選択に生かすことのできる貴重な経験となりました。

高大連携事業 鳴門教育大学 英語による理科授業 11月12日(金)実施

 鳴門教育大学理科研修員の方々に来ていただき,オールイングリッシュで理科の授業をしていただきました。生徒は英単語リストを見ながら,ワークシートに取り組み,英語による説明を聞き取りながら内容を理解していきました。

 1年次生は体細胞分裂について,DNA複製の仕組みの説明を聞き,自分で染色した細胞のプレパラートを観察しました。2年次生は原子の構造について,オリジナルの原子模型を作成したり,グループワークにより活発な意見交換を行ったりして理解を深めました。

 交流会では,研修員の方々からマダガスカル・ブルキナファソ・ネパール・中国・セーシェル諸島それぞれの紹介をしていただき,本校生は日本文化に関係が深い書道,弓道及び剣道の紹介を英語で行いました。

 生徒たちは,英語で理科の内容を理解するという貴重な経験をすることができ,英語学習の重要性について再確認できたようです。 

令和3年度 課題研究中間発表会(理数科2年次) 令和3年6月30日(水)7限実施

6月30日(水)7限に,理数科2年次(40名)による課題研究中間発表会を実施しました。物理・化学・生物・地学分野に分かれた13班が,課題研究の進捗状況を発表しました。

今回は,Classiにアップロードした発表資料をタブレットで表示させながらスクリーンに投影し説明しました。発表直前まで指導助言をもとに修正等を行い,最新の資料を提供することができました。発表時間は3分程度,質疑応答1分程度で短時間でしたが,指導教官からの鋭い指摘や,活発な意見交換等もあり,お互いに刺激を受けました。質問や助言等を記入したアドバイスシートは,発表後に該当する班に配付し,今後の研究に役立てます。4月から課題研究に取り組んでいますが,今回の発表により,結論を導き出すために何をすべきか等の方向性が明確になったようです。

令和3年度 福岡県立城南高等学校「ESD課題研究」発表会(オンライン開催)   令和3年6月22日(火)5・6限実施

 県外のSHH指定校である福岡県立城南高等学校の学校設定科目「ESD課題研究」のオンラインによる発表会に,理数科2年次(40名)が参加しました。『スマートフォンの使用時間~画面の色との関係性~』『飛沫やウイルスに対するマスクの防御効果』『オンライン授業の実用性と将来性』など身近な問題やSDGsに関するテーマについての発表を視聴しました。

 今回は,ダウンロードした発表資料をタブレットで表示させながら視聴しました。スクリーンでは見えにくいグラフや図等を拡大したり,見逃したスライドを見返したりすることができ,理解を深めることができました。

 オンライン発表会を視聴し,「他校の発表の仕方,研究のまとめ方,研究の展開の仕方などでとても参考になった。」「教授の方々の発表者に対する具体的なアドバイスを自分も参考にしてみようと思った。」などの感想があり,たくさんの刺激を受けました。今後の課題研究に役立てたいと思います。

 

オンライン発表会のようす

 



徳島県SSH生徒研究合同発表会

R2 徳島県SSH生徒研究合同発表会(オンライン)

日時  3月21日(日)
場所  各高等学校(ZOOMによるオンライン発表)
参加者 理数科2・1年次

第1部
 3月12日(金)~23日(火)まで、研究発表動画を集めた専用ホームページサイトを公開する。

第2部  3月21日(日)各高校で分科会に分かれ、ZOOMミーティングによりオンライン開催となりました。
 第2部は、富岡西高校・城南高校・脇町高校・城北高校・富岡東高校・徳島科学技術高校・鳴教大付属中学校の7校の生徒が3つの分科会(①物理、②化学・地学・その他、③生物)に分かれ、お互いの発表を聞き、質疑応答を行いました。口頭発表後も質問票による質問を受け付け、後日回答をメールで行います。本校生徒にとっては、他校の生徒と科学的意見交換を体験し、これからの研究内容を深化させるための貴重な場となりました。
 今回の発表会でご支援くださった徳島県教育委員会・科学技術高等学校SSH事務局の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。