日時:令和7年11月22日(土)
場所:徳島大学理工学部
対象:理数科1年次生
内容:課題研究や科学部研究のテーマ設定および研究の進め方に対する指導・助言
令和7年11月22日(土)、徳島大学理工学部において、「令和7年度 第1回SSH高等学校課題研究研修会及び科学部研修会」が開催されました。本校理数科1年次生が参加し、城南高等学校の主催のもと、城北高等学校、海部高等学校、城ノ内中等教育学校の生徒とともに課題研究のテーマ設定について学びました。
研修会では、徳島大学理工学部の先生方のご指導のもと、三好先生をファシリテーターとして、KJ法を活用したテーマ設定活動に取り組みました。生徒たちは自由な発想で研究テーマのアイデアを付箋に書き出し、模造紙上で共通点ごとに整理・分類しながら、研究テーマを構築していきました。
活動を進める中で、生徒たちは互いの意見に耳を傾けながら議論を重ね、新たな視点や発想を得ることができました。各グループは最終的に一つの研究テーマを決定し、そのテーマについて「何を明らかにしたいのか」「どのような方法で研究するのか」をさらに深く検討し、発表を行いました。
発表では、それぞれのグループが研究の目的や手法について分かりやすく説明し、参加校の生徒同士で研究内容を共有しました。活発な意見交換が行われ、生徒たちにとって課題研究への理解を深める貴重な機会となりました。
参加した生徒からは、「自分の興味のあることを自由に話し合えて楽しかった」、「協力して一つのテーマを作り上げる経験ができた」、「課題研究に対する意欲が高まった」などの感想が聞かれ、今後の課題研究活動への意欲向上につながる有意義な研修会となりました。
日時:令和7年11月15日(土)
場所:徳島県立総合教育センター
参加者:2チーム(12名)
令和7年度「科学の甲子園」徳島県大会が徳島県立総合教育センターで開催され、本校から自然科学部および理数科・普通科の生徒で構成された2チーム、計12名が出場しました。
「科学の甲子園」は、理科、数学、情報など複数分野にわたる筆記競技と実技競技に挑戦し、科学的な思考力や創造力、チームワークを競う全国規模の大会です。当日は、午前に筆記競技、午後に実技競技が実施され、生徒たちは限られた時間の中で協力しながら課題解決に取り組みました。
大会に向けて、参加生徒たちは放課後や休日を利用して継続的に準備を進めてきました。筆記競技では過去問題や発展的な課題に取り組み、実技競技では実験やものづくり活動を通して精度の向上を図るなど、それぞれが役割を意識しながら練習を重ねてきました。
本番では、複雑な課題に対してメンバー同士が積極的に意見を交換し、それぞれの得意分野を生かしながら解決方法を探る姿が見られました。実技競技では試行錯誤を繰り返しながら装置の改良に取り組み、最後まで粘り強く挑戦していました。
参加した生徒からは、「チーム全員で考えを共有しながら課題を解決していくことの大切さを改めて実感した」「他校の生徒たちの発想や取り組み方から多くのことを学び、自分たちの課題も見つけることができた」「次回はさらに力を付けて挑戦したい」といった声が聞かれました。
今回の大会を通して得られた経験や学びを、今後の課題研究や探究活動、各種科学コンテストへの挑戦に生かし、さらなる成長につなげていきたいと思います。
鳴門教育大学大学院の研修員による英語での理科・数学授業を本年度も実施しました。昨年度に引き続き、普通科2年次理系生徒および理数科1・2年次生を対象として行いました。
11月7日(金)、本校化学実験室・物理室および研修会館3階を会場に、SIMON Francis先生、GALUOKO Asenaca先生、APOLISH Gumong先生、AVILA Jorge先生を授業者として迎え、英語による授業を実施しました。
授業はオールイングリッシュで行われ、普通科2年次理系生徒を対象に数学、理数科1年次生を対象に化学、理数科2年次生を対象に物理の授業を実施しました。生徒たちは事前に配付された英単語リストを活用しながら、演習や実験、グループワークに積極的に取り組み、英語によるコミュニケーションを通して科学的・数学的な内容の理解を深めました。また、研修員の先生方の母国における教育や文化についても触れ、国際的な視野を広げる機会となりました。
交流会では、理数科生徒が課題研究のアブストラクトを英語で発表し、研修員の先生方から質問や助言をいただきました。また、研修員の先生方から出身国の文化や教育について英語で紹介していただき、生徒たちはクイズや意見交換を通して積極的に交流を深めました。
生徒たちは、専門的な内容を英語で学び、海外出身の研修員と双方向のコミュニケーションを行うという貴重な経験を通して、英語の必要性や国際理解の大切さを実感することができました。今後もこのような高大連携による教科横断型の学習を継続し、生徒の科学リテラシーの向上と国際的な発信力の育成を図っていきます。
令和7年11月1日(土)、徳島県教育会館にて開催された「科学経験発表会」に、本校自然科学部を中心とする研究グループが参加しました。
発表テーマ
「蛍光物質を利用した次世代太陽電池の開発 〜宇宙・成層圏環境における紫外線発電の実用化を目指して〜」
大会前日までプレゼンテーションスライドの微調整を重ね、「誰にとっても分かりやすく伝える表現」を追求して万全の態勢で本番に臨みました。発表当日はこれまでの研究成果を堂々とスピーチし、見事最高賞である「特選」を受賞しました!
生徒たちは受賞の喜びに浸るだけでなく、すでに新たな素材の開発やさらなるデータ収集に夢中になって取り組んでいます。今回の受賞を大きな糧とし、今後さらに研究内容を深め、最終発表でさらに飛躍することを期待しています。
日 時:令和7年10月10日(金)
場 所:大阪・関西万博「関西パビリオン」
参加者:Skythチーム
内 容:
自然科学部を中心とした「Skyth」が、大阪・関西万博の「関西パビリオン 徳島県」で開催された「スペースバルーントライアル 学生成果発表会」に参加しました。本発表会は、宇宙技術に関する国際シンポジウム「ISTS徳島大会」のレガシーイベントとして行われ、学生たちが極限環境の宇宙の入り口である成層圏に挑戦した研究成果を発表するものです。
Skythチームは、「成層圏環境における蛍光物質を用いた紫外線発電について」というテーマで発表を行いました。本研究は、現在太陽光パネルでは発電できない紫外線を、蛍光物質で可視光線に変換することで、従来よりも発電量をアップすることを目的として、「太陽電池に紫外線を可視光線に変換する蛍光物質を塗布することで、何もしない場合よりも発電量がアップする」という仮説を立て、スペースバルーンを用いた実証実験を実施しました。成層圏に降り注ぐ紫外線と太陽光(可視光線)を作製した蛍光物質を塗布した太陽電池で、発電効率をアップするかどうかを検証し、その結果を発表しました。
当日は多くの来場者を前に、研究成果を発表し、科学的探究の面白さを発信することができました。また、JAXAの村上誉幸様から研究内容について励ましのお言葉をいただき、生徒たちは大きな喜びと自信を得ることができました。第一線で活躍されている研究者から直接助言をいただいたことで、今後の研究活動への意欲がさらに高まり、大きな刺激となりました。
10月4日、産総研四国センターで開催された「ロボットアイデア甲子園」四国大会で、本校生徒が最優秀賞を受賞しました!
昨年度は四国大会まで進みながら全国大会出場を逃しましたが、その悔しさをバネにアイデアを練り直し、挑戦を続けてきました。
そして今年、ついに2年越しの夢が実現。全国大会への切符を手にしました。
全国大会は12月20日、東京都港区で開催されます。
大会では、限られた時間でアイデアを最大限に伝える複数の発表ステージが用意されています。
四国代表として、富岡西高校の名前を全国に届けるため、全力で挑戦します。
応援よろしくお願いします!
令和7年度第15回四国地区および和歌山県SSH担当者交流会の資料を以下の添付ファイルをご活用ください。
令和7年度第15回四国地区および和歌山県SSH交流会 全体会資料(10月7日で掲載終了しました。)
251007_文科省・德永 発表資料(10月7日で掲載終了しました。)
令和7年度第15回四国地区および和歌山県SSH交流会 講演会資料(10月7日で掲載終了しました。)
当日は、紙媒体の資料もご用意しておりますので、必要に応じてご活用ください。
令和7年9月30日(火)、東京理科大学主催の「第16回 坊っちゃん科学賞研究論文コンテスト(高校部門)」の審査結果が発表され、本校生徒の研究論文が入賞しました。
坊っちゃん科学賞研究論文コンテストは、東京理科大学が建学の理念である「理学の普及」のもと、高校生の科学研究への興味・関心を高めることを目的として開催している全国規模の研究論文コンテストです。高校生が研究成果を論文としてまとめ、発表する機会を提供することで、科学的探究心の育成や理数教育の充実を図っています。
今回入賞した研究は、徳島県が主催するスペースバルーンプロジェクト「そら Lab@TOKUSHIMA」への参加をきっかけとして取り組み始めたものです。本校生徒は1年次3学期から継続して研究を進め、その成果を研究論文としてまとめて応募しました。
研究テーマ
「紫外線発電の実用化を目指して ~蛍光物質を利用した宇宙・成層圏環境で使用する次世代太陽電池の開発~」
この研究では、宇宙空間や成層圏などの特殊な環境におけるエネルギー利用に着目し、蛍光物質を活用した次世代太陽電池の可能性について探究しました。持続可能なエネルギー技術の実現に向けた先進的な研究として高く評価され、今回の入賞につながりました。
生徒たちは、仮説の設定や実験、データの分析を繰り返しながら研究を進めてきました。今回の入賞は、これまでの努力の成果であるとともに、今後の研究活動への大きな励みとなりました。
本校では今後も探究活動や科学研究を積極的に推進し、生徒一人ひとりの科学的な思考力や創造力を育成してまいります。
なお、本研究は今後も継続し、さらなる発展を目指して研究を進めていく予定です。
理数科1・2年次生を対象に、早稲田大学理工学術院総合研究所 准教授の田中香津生先生を講師としてお迎えし、SS特別講義「加速キッチンと課題研究の進め方」を実施しました。
講義では、「良い探究活動とは何か」という問いを出発点に、課題研究を進める上で大切な考え方や研究の進め方について、先生と生徒との対話を通して学びました。
まず、田中先生が代表を務める素粒子研究プロジェクト「加速キッチン」の活動について紹介していただきました。加速キッチンでは、宇宙線検出器を用いて全国の高校生が独自の研究計画を立て、データの収集や解析に取り組む活動を支援しています。生徒たちは、最先端の素粒子研究に触れながら、宇宙の謎の解明に挑戦する貴重な機会について学びました。
続いて、課題研究を進めるうえで最も大切なことについて考えました。生徒との対話を通して、田中先生は「当事者意識を持つこと」の重要性について強調されました。特に1年次生にとっては、これから研究テーマを設定していく中で、自らの興味や課題意識をもって探究に取り組むことの大切さを実感する機会となりました。
今回の講義を通して、生徒たちは研究の面白さに触れるとともに、課題研究を主体的に進めるための具体的な考え方や方法について学ぶことができました。今後の探究活動や課題研究に生かしてくれることを期待しています。
7月の事前学習(座学編)に続き、大阪府池田市にある産業技術総合研究所(産総研)関西センターにて、理数科1年次生が「小型電池製造実習」に臨みました。徳島県が推進する「徳島バッテリーバレイ構想」の一環として実施されている、本校ならではの体験型プログラムです。
今回の実習では、生徒4名に対して1名の指導員がついてくださるという手厚い指導体制のもと、本格的な器具や装置を操作しました。丁寧かつ専門的なアドバイスを受けながら作業を進め、見事全員が完璧なパウチ型リチウムイオンバッテリーを製作することに成功しました。
作成したバッテリーの充電待ち時間を活用し、産総研が誇る最先端の研究設備の見学も行いました。原子一粒レベルまで観察できる高性能な電子顕微鏡や、バッテリーの厳格な安全検査を行う専門施設など、普段は目にすることのできない最先端の科学技術を間近で体感しました。この貴重な見学体験は、生徒たちの探究力や創造する力を刺激し、今後の学びへの大きな足がかりとなりました。
見学終了後は、充電を終えた自作バッテリーの性能評価を実施しました。計測により「3V」の出力がしっかりと確認され、自らの手で電池を作り上げた達成感を味わいました。
実習全体を通して、スマートフォンをはじめとする身近な電化製品の中に詰め込まれたバッテリーの仕組みや技術の奥深さを、実践的に深く学ぶことができた充実した一日となりました。
8月20日(水)、21日(木)に愛媛県西条市総合文化会館で行われた、中国・四国・九州地区理数科高等学校課題研究発表大会ポスター発表の部門【化学・地学分野】において、最優秀賞を受賞しました。発表審査や発表交流会において、審査員をはじめ、他校生や先生方に多くの興味・関心を持っていただき、生徒の皆さんは持参した実験装置やポスター等をもとに、たくさんの質問に対して堂々と的確に説明を行いました。
引き続き、充実した課題研究を進めてまいります。
テーマ「成層圏環境における蛍光物質を用いた紫外線発電について ~蛍光体で切り拓く次世代成層圏・宇宙発電~ 」


令和7年8月6日(水)、理数科1年次生を対象に、昨年度に続いて理数科行事「TN−サイエンスツアー」を実施しました。本ツアーは、生徒の「探究する力」や「創造する力」を育むことを目的とし、最先端の科学技術に触れる貴重な機会となりました。
今回訪れたのは、世界最高性能の放射光を生み出す大型放射光施設「SPring-8(Super Photon ring-8 GeV)」と、X線自由電子レーザー施設「SACLA(SPring-8 Angstrom Compact Free Electron Laser)」です。さらに、神戸国際展示場で開催された「令和7年度SSH生徒研究発表会」にも見学団として参加しました。
SPring-8・SACLA研修
SPring-8では、放射光の発生原理について学び、施設内部の実験スペースを見学しました。なお、SPring-8のリングの大きさは直径約500メートルで、大阪・関西万博会場の象徴である「大屋根リング」(直径約675メートル)より少し小さい規模です。そのスケール感に、生徒たちは大きな驚きを感じていました。
施設では、生命科学、環境・エネルギー、新材料開発など、幅広い分野で活用されていることを知り、世界的にも重要な研究拠点であることを実感しました。
続いて訪れたSACLAでは、X線自由電子レーザーによって原子や分子の瞬間的な動きを観察できる技術に触れました。これにより、難病の原因解明や新薬の開発、地球環境の改善に貢献する研究が進められていることを学び、科学の力が私たちの生活に直結していることを強く感じました。
SSH生徒研究発表会 見学
午後からは、神戸国際展示場で開催された全国SSH校による生徒研究ポスター発表を見学しました。本校からは理数科3年次生の化学班が「第2カプレカ数の可能性」というテーマで発表を行い、見学団の1年次生も積極的に質問や交流を行いました。全国の高校生とのポスターセッションを通じて、研究への関心や意欲がさらに高まりました。
今回のツアーを通じて、生徒たちは最先端の研究現場に触れ、専門家の話を直接聞くことで、科学への理解を深めるとともに、将来の進路や研究活動へのイメージを膨らませることができました。今後の学びに大きな刺激となる、充実した一日となりました。
令和7年7月19日(金)、富岡西高校SSH理数科による生徒課題研究発表会を、昨年度に引き続き阿南市文化会館・夢ホールを会場として開催しました。今年度もホール全体を貸し切って実施することで、より多くの方々に研究成果を公開することができました。
発表会では、理数科3年次生が1年間かけて取り組んできた課題研究を、スライドを用いてステージ上で発表しました。司会進行は理数科2年次生が担当し、各発表後には活発な質疑応答が行われました。SSH運営指導委員や教育委員会の方々、理数科1・2年次生、普通科の生徒、保護者、近隣の中学生など、多くの方々にご参加いただきました。
この発表会の目的は、研究成果を広く公開し、外部からの多様な視点によるアドバイスを受けることにあります。これにより、生徒たちは自らの研究を客観的に見直す機会を得るとともに、学祭的な発表にとどまらない、より質の高い研究活動へとつなげることができると考えています。
初めての夢ホール開催となった昨年度に続き、今年度も生徒たちは準備から運営、後片付けまで協力して取り組み、スムーズな進行を実現しました。今後は、いただいたアドバイスシートや評価シートをもとに、修正や追加実験を行いながら、研究論文の完成を目指していきます。
令和7年7月13日(日)、アスティとくしまにて開催された「第35回宇宙技術および科学の国際シンポジウム(ISTS)徳島大会」の特設会場にて、「そらLab@徳島(スペースバルーントライアル)」の学生成果発表会が行われました。
このプロジェクトは、徳島県内の高校生・高専生が考えたアイデアをスペースバルーンに乗せて成層圏へ届ける取り組みです。県内13チームの応募の中から選抜された本校チーム「TN-SKyth」(自然科学部・普通科混成チーム6名)の実験モジュールは、6月19日に高知県室戸市から打ち上げられ、無事に回収されました。
■ メインステージでの発表と実験機の展示
当日は、会場内のメインステージにて、これまでの研究成果や成層圏での実験データの分析・考察について堂々とプレゼンテーションを行いました。
また、会場内では実際に成層圏へ打ち上げられ回収された実験機の展示も行われ、訪れた多くの方々に本校生徒たちの試行錯誤の成果をご覧いただきました。
発表後の質疑応答の場面では、専門家や来場者の皆様から温かい励ましのお言葉をいただくとともに、今後の研究の深まりにつながる貴重なアドバイスやヒントを多数いただくことができ、生徒たちにとって大変実り多き時間となりました。
■ 今後に向けて
今回いただいたフィードバックやヒントをもとに、チーム「TN-SKyth」は今後もさらに研究を深めるため、継続研究に取り組んでまいります。
次回は10月10日(金)に「大阪・関西万博」催事(関西パビリオン多目的エリア)での成果発表を予定しております。大きな舞台へ向けて挑戦を続ける生徒たちへ、引き続き温かいご声援をよろしくお願いいたします!