令和7年11月22日(土)・23日(日)の2日間、米子市淀江文化センター(さなめホール)で開催された 「第45回近畿高等学校総合文化祭 自然科学部門」 に、本校自然科学部が参加し、口頭発表を行いました。
研究テーマ
『低重力環境下における毛細管現象の解析 ~重力可変装置と上昇カプセル保持機構の改良~』
今回の発表は、初めての物理分野への挑戦でした。発表前日まで先生方のご指導を受けながら、質問対応の準備や原稿の最終チェックを行い、万全の体制で大会に臨みました。
大会の流れと活動内容
【1日目】記念講演会
鳥取大学医学部生命科学科 特任教授 竹内 隆先生による
「生命の形作りの不思議:イモリの再生現象から学ぶ生命の原理」
講義形式で行われ、グループワークを交えながら楽しく学習しました。サイエンスの手法を体験的に学び、探究活動のヒントとなる内容で、今後の研究にも生かせる貴重な機会でした。
【1日目午後】口頭発表
聴衆に研究成果を丁寧に説明し、質疑応答にも落ち着いて対応。制限時間内に発表を終え、しっかりとアピールすることができました。
【2日目午前】ポスターセッション
他校の研究の質の高さに大きな刺激を受け、「もっと探究力や考察力を高めたい」と強く感じる機会となりました。
【2日目午後】巡検・電子顕微鏡実習
「電子顕微鏡を身近なツールに~サイエンスからアートまで~」
講師:鳥取大学医学部 医学科 プロジェクト研究員 稲賀すみれ氏
卓上型電子顕微鏡の小ささに驚き、低真空状態で前処理なしに観察できる特徴や、表面・裏側・側面を立体的に観察できることを学びました。試料セットから約5分で観察可能というスピードにも感動。金属表面のさび、鱗翅目の羽、蜘蛛の足先、水生生物の微生物などを観察し、低真空の利点を生かした装置の威力に魅了されました。米子市児童文化センターにこのような装置があることを知り、とても羨ましく感じました。
最優秀賞受賞!
閉会行事で審査結果が発表され、物理部門において最優秀賞を受賞しました!初めての受賞で、喜びもひとしおです。今回の研究は、以下の学校との共同研究によって実現しました。
大阪府立今宮工科高校定時制課程 科学部
大阪府立春日丘高校定時制課程 科学部
大阪府立槻の木高等学校 理学部
重力可変装置の研究手法や実験の工夫について、各校の皆さんから貴重なアドバイスをいただきました。この場をお借りして、心より感謝申し上げます。
引率してくださった先生方、スライドや原稿の修正など多方面でご支援いただき、本当にありがとうございました。この経験を糧に、今後さらに研究を深めていきたいと思います。
10月4日、産総研四国センターで開催された「ロボットアイデア甲子園」四国大会で、本校生徒が最優秀賞を受賞しました!
昨年度は四国大会まで進みながら全国大会出場を逃しましたが、その悔しさをバネにアイデアを練り直し、挑戦を続けてきました。
そして今年、ついに2年越しの夢が実現。全国大会への切符を手にしました。
全国大会は12月20日、東京都港区で開催されます。
大会では、限られた時間でアイデアを最大限に伝える複数の発表ステージが用意されています。
四国代表として、富岡西高校の名前を全国に届けるため、全力で挑戦します。
応援よろしくお願いします!
令和7年度第15回四国地区および和歌山県SSH担当者交流会の資料を以下の添付ファイルをご活用ください。
令和7年度第15回四国地区および和歌山県SSH交流会 全体会資料(10月7日で掲載終了しました。)
251007_文科省・德永 発表資料(10月7日で掲載終了しました。)
令和7年度第15回四国地区および和歌山県SSH交流会 講演会資料(10月7日で掲載終了しました。)
当日は、紙媒体の資料もご用意しておりますので、必要に応じてご活用ください。
8月20日(水)、21日(木)に愛媛県西条市総合文化会館で行われた、中国・四国・九州地区理数科高等学校課題研究発表大会ポスター発表の部門【化学・地学分野】において、最優秀賞を受賞しました。発表審査や発表交流会において、審査員をはじめ、他校生や先生方に多くの興味・関心を持っていただき、生徒の皆さんは持参した実験装置やポスター等をもとに、たくさんの質問に対して堂々と的確に説明を行いました。
引き続き、充実した課題研究を進めてまいります。
テーマ「成層圏環境における蛍光物質を用いた紫外線発電について ~蛍光体で切り拓く次世代成層圏・宇宙発電~ 」


令和7年8月6日(水)、理数科1年次生を対象に、昨年度に続いて理数科行事「TN−サイエンスツアー」を実施しました。本ツアーは、生徒の「探究する力」や「創造する力」を育むことを目的とし、最先端の科学技術に触れる貴重な機会となりました。
今回訪れたのは、世界最高性能の放射光を生み出す大型放射光施設「SPring-8(Super Photon ring-8 GeV)」と、X線自由電子レーザー施設「SACLA(SPring-8 Angstrom Compact Free Electron Laser)」です。さらに、神戸国際展示場で開催された「令和7年度SSH生徒研究発表会」にも見学団として参加しました。
SPring-8・SACLA研修
SPring-8では、放射光の発生原理について学び、施設内部の実験スペースを見学しました。なお、SPring-8のリングの大きさは直径約500メートルで、大阪・関西万博会場の象徴である「大屋根リング」(直径約675メートル)より少し小さい規模です。そのスケール感に、生徒たちは大きな驚きを感じていました。
施設では、生命科学、環境・エネルギー、新材料開発など、幅広い分野で活用されていることを知り、世界的にも重要な研究拠点であることを実感しました。
続いて訪れたSACLAでは、X線自由電子レーザーによって原子や分子の瞬間的な動きを観察できる技術に触れました。これにより、難病の原因解明や新薬の開発、地球環境の改善に貢献する研究が進められていることを学び、科学の力が私たちの生活に直結していることを強く感じました。
SSH生徒研究発表会 見学
午後からは、神戸国際展示場で開催された全国SSH校による生徒研究ポスター発表を見学しました。本校からは理数科3年次生の化学班が「第2カプレカ数の可能性」というテーマで発表を行い、見学団の1年次生も積極的に質問や交流を行いました。全国の高校生とのポスターセッションを通じて、研究への関心や意欲がさらに高まりました。
今回のツアーを通じて、生徒たちは最先端の研究現場に触れ、専門家の話を直接聞くことで、科学への理解を深めるとともに、将来の進路や研究活動へのイメージを膨らませることができました。今後の学びに大きな刺激となる、充実した一日となりました。
令和7年度 小学生対象 TN-親子実験教室の開催について(案内)
詳しくは以下のPDFファイルを参照してください。
TN-親子実験教室 .pdf
実施要項.pdf
申込フォームの入り口はこちら↓
https://forms.office.com/r/u6Ur2yn9A6
日 時 : 令和7年8月9日(土) 9:00〜12:00(予定) (受付8:00〜事務室前)
対 象 : 小学生 (定員45名)
締切り : 7月18日(金)まで
注 意 :
・申込みは保護者の同意を得てから申し込んでください。
・当日は保護者同伴で参加してください。
・駐車場はできる限り乗り合わせてお越しください。
・シューズタイプの上履き(かかとのあるもの)を御用意ください。
【問い合わせ】
富岡西高校 TN-親子実験教室係(高原) TEL : 0884-22-0041