理数科情報

新着情報

理数科行事 高大連携事業 鳴門教育大学

理数科行事 高大連携授業(2年次)
「課題研究の進め方」

日 時 令和元年6月26日(水)
場 所 視聴覚教室
講 師 鳴門教育大学 准教授 寺島 幸生 先生
演 題  「課題研究の進め方」  
 
 2年次は2学期から、本格的に課題研究が始まります。それに先立ち、課題研究の進め方の注意事項等について、わかりやすく興味を喚起するような内容の講義をしてくださいました。
 1.研究を始める前に
 2.テーマの見つけ方・決め方
 3.研究の進め方
 4.データの整理と表示
 5.研究のまとめ・発表
 
 生徒にとって、これからの課題研究や学習に生かすことができる貴重な経験となりました。講義を通して、身近なことの中にいろいろな研究対象となる課題がたくさんあることがわかりました。又、視点を変えることでそれらを見つけたり、そのデータのまとめ方によって思わぬ関係性を発見できたりする楽しさに気づいてくれたことと思います。
寺島准教授の講義は、何事にも疑問をもって多角的に見ることが大切であるということと、高校生であれ大学の科学者であれ、基本的探究過程は共通なので、ぜひその姿勢を身につけて欲しいというお話で締められました。

 

理数科行事 2年次 修学旅行

令和元年6月19日(火)
JAMSTEC
国立研究開発法人海洋研究開発機構
:Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology

 横須賀にある、海と地球の研究所JAMSTECの見学をしてきました。川崎の工場地帯を車窓見学し、現地に到着しました。まず、会議室でスタッフの方の説明を聞いた後の高圧実験水槽の見学では、深海1000mの水圧を実験装置で再現し、発砲スチロール製の容器がみるみる縮小されていく様子を観察しました。
 次に海洋科学技術館に行きました。そこでは、「しんかい6500」の実物大模型・海底地震計・深海生物の標本をスタッフの方に説明していただきました。最後に、調査船整備場で深海巡航探査機「うらしま」の実物も見ることができました。探査機の内部構造についても説明していただき、また、使用されている浮力体を水につけて実際の浮力についても体感しました。
 これらの研究は以下のことに結びつけていくことができます。
 ・海底資源(メタンハイドレート、レアアース)からエネルギーや資源の問題
 ・地球環境の変動
 ・極限生物
 ・深海掘削 → 地球の内部構造
 ・地球の未来を予測する技術開発

 そして今も次々に新しい研究分野が考えられています。
 今回のJAMSTECの研修では、海や地球の謎を解明する研究や科学の最先端に触れ、これからの学習について意欲を高めることができました。

 

理数科行事 高大連携授業 徳島大学

理数科行事 高大連携授業(1・2年次合同)
「立体感って何?」

日 時 平成31年1月23日(水)
場 所 視聴覚教室
講 師 徳島大学 大学院社会産業理工学部 理工学域応用化学系
    教 授  陶山 史朗 先生
演 題 「立体感って何?」

 陶山教授は、ナノスケールの光機能材料、三次元フォトニクス、画像処理、フォトニックネットワークについてなど、わかりやすい事例を挙げながら、教授の研究室の説明をして下さいました。

 特に今回は3D(三次元)映像に関して、可変焦点レンズ型3D表示システム、DFD表示システム、アーク3D表示システムを紹介していただいた後、3D制作体験の実習をしていただきました。実習サポートとして、光応用の水科先生や大学院生の皆さんが入って下さり、制作中にアドバイスや大学のことについての質問に答えて下さいました。実際に、3D制作を各自が行い、富岡西高校生にとって大変有意義な実習となりました。

 陶山教授の講義は、この研究分野の深さとこれからの可能性の広がりから、この研究分野にぜひ進んで欲しいというお話で締められました。

 

理数科 日本学生科学賞 県審査表彰

第62回日本学生科学賞県審査表彰
平成30年12月27日(木)
場所:徳島県教育会館 4階会議室2

徳島県教育会館にて、第62回日本学生科学賞徳島県審査の表彰が行われました。本校からは、
島田・岸本・島上の3人の共同研究が入賞しました。


    入選  豆苗を早く育てるには

以下は表彰式等の様子です。

次年度の課題研究でも、日本学生科学賞で入選以上の賞を取れるような研究を目指して、
レベルアップしていきたいと考えています。
 

 

スペシャリストアカデミーが行われました(理数科)

スペシャリストアカデミー(大塚製薬) 平成30年12月19日(木)

 スペシャリストアカデミーとして理数科の2年次生を対象に、大塚製薬株式会社徳島ワジキ工場長 松谷 隆文先生をお招きして講演会が行われました。
 最初は生徒たちも緊張した面持ちでしたが、興味・感心を引く内容で、分かりやすく話をしていただき最後には質問もいくつか出てきました。「あきらめない、投げ出さない、逃げ出さない」「素直さと明るさと情熱をもつ」が大切だと学びました。 大変お忙しいところ、すばらしいご講演を行っていただき、ありがとうございました。

[生徒の感想]
○大塚製薬で働くためには、薬学や医療系の分野に特化する必要があると思っていたのですが、法学系やスポーツ系など様々な分野の専門家が集まっていると聞き、驚きました。
○「努力はいつかきっと報われるから、あとは自分をどれだけ信じるか。」という言葉が印象に残りました。
○魅力的な新商品を開発するためには「固定概念を打破し,柔軟な考え方を持つ」ということが必要だと知りました。
○実際に工場の見学に行ってみたいです。
○僕は夢がないので、まずは目標や目的を決めたい。

スペシャリストアカデミーが開催されました(理数科)

 2年次の理数科では、11月30日(金)にスペシャリストアカデミーとして、日亜化学工業の社員の方に講演をしていただきました。講演ではどのような大学生活を送り、どのような経緯で日亜化学工業に就職するに至ったかという話から、青色LEDと蛍光物質との組み合わせによる新たな光源の開発についても分かりやすく説明していただきました。先端技術の魅力を知るとともに、身近な会社が徳島だけでなく日本を代表する企業であるということを再認識しました。進路の事を考えるきっかけにもなり、普段の学習へのモチベーションが高まったという感想も多く見られました。 

〈生徒達の感想より〉
■今まで日亜化学工業について、どんな分野があるかなどは詳しく知らなかったので、とても面白かったです。製造する機械を自分たちで作っていることに驚き、関心を持ちました。ありがとうございました。
■お話をしてくださり、本当にありがとうございました。とても参考になるお話でした。自分の夢を叶えるために努力をすることが大事だということを感じました。夢に向かって頑張りたいです。
■日亜化学工業が普段どのような仕事をしているのか、初めて詳しく知ることができたのでよかったです。自分も化学に興味があったので、非常に参考になりました。ブルーライトが一つの板を通して白くなったのには驚きました。
■日亜化学工業がすごい企業だと改めて知ることができました。勉強することが大切だと思ったので、今習っている数学や物理をもっと頑張って勉強していきたいです。
■私の親戚に日亜化学工業で働いている人がいて、日亜では大体こういうことをしているんだろうなとは知っているつもりでいましたが、今回の講習を受けて新たな発見がたくさんできました。世界で活躍している話も聞けて、理数系の教科だけではなく、英語力も必要だと感じました。

理数科行事 高大連携授業 徳島文理大学

理数科行事 高大連携授業(1・2年次合同)
「遺伝子と生命・インフルエンザウイルス・IPS細胞」

日 時 平成30年10月31日(水)
場 所 本校視聴覚教室
講 師 徳島文理大学 薬学部
    教授 葛原 隆 先生
演 題 「 遺伝子と生命・インフルエンザウイルス・IPS細胞 」

 
葛原教授は生物を形作るのは、遺伝情報をのせたDNAの塩基配列によるもので、様々な生物の遺伝情報的にはあまり差がないというところからお話し下さいました。
理数科では、1年次から理数生物、2年次では理数生物探究として、生物分野を学んでいます。遺伝子と染色体、DNAの2重らせん構造、塩基配列の転写・翻訳、その半保存的複製における機構などを詳しいグラフィック動画や写真などで見せていただき、特に2年次生は理解を深めることができたようです。

 ・染色体の構造
 ・生物には共通の発生機構がある
 ・癌とはとういう状態か
 ・インフルエンザウイルスについて
 ・万能細胞とES細胞の問題点
 ・IPS細胞
 ・ノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑先生の癌免疫治療薬オプジーボ

なども、順を追って説明していただきました。

 葛原教授の講義は、生物には共通する遺伝子発現があるが、生物によって実行する遺伝情報が異なるので生物としての違いを生む。その違いを生じさせるのは遺伝情報を実行させる酵素の違いであり、酵素の働きを研究することで遺伝情報の発現調節を理解することができるという、生化学分野の研究の楽しさを感じさせてくれる話で締められました。

 

H30徳島県科学経験発表・科学作品展

第75回徳島県科学経験発表・科学作品展
科学経験発表
平成30年10月28日(日)
場所:徳島県教育会館 2階中会議室

徳島県教育会館にて、高校の部の科学経験発表会が行われました。参加校数4校・参加総数7テーマで、1ーマにつき20分程度の発表・質疑応答が行われました。審査発表・表彰後は特別審査員である鳴門教育大学の早藤先生から基礎データーの扱い方や検証方法、グラフと表の原稿のまとめ方などのお話があり、発表会の参加者は貴重な体験ができました。
                         入選  パラシュートの面積と速さの関係

科学作品展
平成30年10月26~28日
場所:徳島県教育会館

                        特選  天然酵母の可能性
                            タンパク質の変性とその可能性
                        入選  微生物電池
                            生き残れ酵素!
                            豆苗を早く育てるには
                            透明骨格標本
                            水しぶきと落下物の形状の関係
                            地震に強い地盤と建物の関係

次年度の経験発表会・科学作品展でさらなる飛躍ができるように、現2年次生もこれからの課題研究を頑張って欲しいと思います。

 

理数科行事 高大連携授業 徳島大学

理数科行事 高大連携授業(1・2年次合同)
「私たちの身の回りの高分子~そのサイエンスとテクノロジー~」

日 時 平成30年10月10日(水)
場 所 視聴覚教室
講 師 徳島大学 大学院理工学研究部 応用化学系 物質合成化学分野
    教 授  右手 浩一 先生

演 題 「私たちの身の回りの高分子~そのサイエンスとテクノロジー~」

右手教授の講義は、化学の学習はまず名前を覚え、分類することが大事であるというお話から始まりました。そして、今回のテーマである高分子化合物が私達の生活のあらゆる分野で使用され、現代社会になくてはならない学問・産業になっていることを身近な例を挙げながら説明して下さいました。

①汎用高分子について:PET、ポリエチレン、ナイロン等
②機能性高分子について
   光・電気  → 光ファイバー・スコープ・コンタクトレンズ等
   生体・医療 → 人工血管・人工腎臓等
   環境    → 砂漠に撒くポリマー等
③炭素繊維:飛行機や車の材料として
④砂漠に撒くポリマーや手術用縫合糸などの成分解性ポリマーは分解して出来た物質が無害である必要があることなど
⑤吸収性ポリマーが電解質を入れると、浸透圧や共通イオン効果によって性能低下を引き起こす理由等

右手教授の講義は、新しい技術の開発やそのための新しい発想が大切であり、日本が世界的にリードしている高分子分野を目指して進む生徒がもっと増えて欲しい、そのためにいろいろなことに興味を持って勉強して欲しいというお話で締められました。

 

理数科行事 英語による理科授業

高大連携事業 鳴門教育大学英語による理科授業  
1.日 時  平成30年10月3日(水)
2.場 所  本校物理実験室・生物実験室、研修会館3F
3.授業者
    ①MS. VESIKULA ADI LAMAWANAIVALU BOSEISOMOSOMO
      国名:フィジー
    ②Mr. Asraf Asrulsyah Abd Jalil
     国名:マレーシア
 ①                   ②


4.講義対象 理数科 2年次(①環境学習 40名)



              1年次(②科学史授業40名)


5.交流会(研修館3F)


 鳴門教育大学理科研修員の方々に来ていただき、オールイングリッシュで理科授業をしていただきました。2年生は生態系についての講義、1年生は科学史についての講義内容でした。生徒たちは英単語リストを見ながら、テキストを読み、会話をよく聞いて内容を理解していきました。活動とコミュニケーションを多く取り入れていただいたので、後半になるほど活発に発言できるようになりました。
 7時間目は理数科2・1年次生との交流会を行いました。ビデオによる学校行事紹介の後、フィジーとマレーシアの紹介をしていただきました。その後質問タイムをとり、楽しい交流会になりました。今回の行事により英語を学習するモチベーションを更に上げてもらえたらと考えています。
 このような貴重な機会を作って下さった鳴門教育大学の先生方や研修員の方々に、この場をお借りして御礼を述べさせていただきます

 

理数科行事 夏休み 1年次

平成30年8月10日(金)  岡山大学 津島キャンパス
 夏休み理数科行事(1年次)として、岡山大学オープンキャンパスに参加しました。連日高い気温で熱中症の心配もありましたが、当日は薄曇りとなり、思ったより過ごしやすい日になりました。富岡西高校生以外にもたくさんの高校生が参加していて、生徒たちも良い刺激を受けたようです。
生徒たちは午前・午後は、自分が希望した学部学科に分かれて学部説明・研究教育講演・体験実習・研究室見学などを受講しました。これからの進路選択・文理選択に役立ててもらえたらと思います。

以下は岡山大学津島キャンパス風景・講義等の様子です。
今年の午前は理学部物理学科に参加しました。

右上のようにたくさんの参加者が来ていました。
午後は工学部電気通信学科に参加しました。

参加学部学科: 理学部  数学科・物理学科・化学科・生物学科・地球科学科
        薬学部  薬学科・創薬学科
        工学部  情報系学科・機会システム系学科・電気通信系学科
        環境理工学部  環境数理科・環境デザイン学科・環境管理学科
        法学部  法学科
        経済学部  経済学科
 

 

理数科 課題研究発表会H30

課題研究発表会(理数科行事)
平成30年7月20日(金)13:00~15:00

 3年次理数科がこれまで行ってきた課題研究についてのポスターによる課題研究発表会を、研修館3Fにて行いました。1・2年次理数科生と科学部部員が参加し、12班(科学部を含む)の発表を順番に聞いて疑問点を質問をしたり評価をしていきました。今回の発表内容は、徳島県高等学校総合文化祭(自然科学部門)、徳島県科学作品展、徳島県科学経験発表会等に出品予定です。
3年次生徒テーマ
  化学: 微生物電池
  化学: 生きろ酵素!
  生物: 実は知らなかった!豆苗の謎
  生物: 天然酵母の可能性
  生物: 透明骨格標本
  生物: タンパク質の変性とその可能性
  物理: パラシュートの面積と落下速度の関係
  物理: 木片の形と水しぶきの高さとの関係について
  物理: 免震構造について
  文系: 激撮!!レンコンを狙うUSAからの刺客
  文系: 環境対策の問題点
  科学部:校内における地衣類の種類と分布

文化祭でも展示しますので、ぜひ御覧下さい。

 

理数科行事 高大連携授業 鳴門教育大学

理数科行事 高大連携授業(2年次)
「課題研究の進め方」
日 時 平成30年6月27日(水)
場 所 視聴覚教室
講 師 鳴門教育大学 准教授 寺島 幸生 先生
演 題 「課題研究の進め方」
 
2年次は2学期から、本格的に課題研究が始まります。それに先立ち、課題研究の進め方の注意事項等について、わかりやすく興味を喚起するような内容の講義をしてくださいました。

 1.研究を始める前に
 2.テーマの見つけ方・決め方
 3.研究の進め方
 4.データの整理と表示
 5.研究のまとめ・発表
 6.(鳴門教育大学の紹介)

生徒にとっては、今後の課題研究や学習に生かすことができる貴重な経験となりました。講義を通して、身近なことの中にいろいろな研究対象となる課題がたくさんあることがわかりました。又、視点を変えることでそれらを見つけたり、そのデータのまとめ方によって思わぬ関係性を発見できたりする楽しさに気づいてくれたことと思います。

寺島准教授の講義は、何事にも疑問をもって多角的に見ることが大切であるということと、高校生であれ大学の科学者であれ、基本的探究過程は共通なので、ぜひその姿勢を身につけて欲しいというお話で締められました。

 

理数科行事 2年次 修学旅行

平成30年6月22日(金)
JAMSTEC
国立研究開発法人海洋研究開発機構
Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology

横須賀にある、海と地球の研究所JAMSTECの見学をしてきました。川崎の工場地帯を車窓見学し、現地に到着しました。まず、会議室でスタッフの方の説明を聞いた後、海洋技術館に行きました。そこでは、「しんかい6500」の実物大型模型・海底地震計・深海生物の標本をスタッフの誘導で説明していただきました。次に、調査船整備場で深海巡航探査機「うらしま」の実物も見ることができました。探査機の内部構造についても説明していただき、また、使用されている浮力体を水につけて実際の浮力についても体感しました。高圧実験水槽の見学では深海1000mの水圧を実験装置で再現し、発砲スチロール製の容器がみるみる縮小されていく様子を観察しました。

これらの研究は以下のことに結びつけていくことができます。
 ・海底資源(メタンハイドレート、レアアース)からエネルギーや資源の問題
 ・地球環境の変動
 ・地震発生体 → 南海トラフへの興味
 ・極限生物
 ・深海掘削 → 地球の内部構造
 ・地球の未来を予測する技術開発
 
今回のJAMSTECの研修では、海や地球の謎を解明する研究や科学の最先端に触れ、これからの学習について意欲を高めることができました。

 

理数科行事 高大連携授業 徳島文理大学

理数科行事 高大連携授業(1・2年次合同)
「薬剤師としてチーム医療に貢献できること」

日 時 平成30年1月24日(水)
場 所 百周年記念館
講 師 徳島文理大学 薬学部 教授 市川 勤 先生
演 題 「 薬剤師としてチーム医療に貢献できること 」

市川教授は、薬学は医薬品の創製や供給・医薬品の品質の確保・医薬品の適正使用に大きく貢献しており、また、薬剤師が環境や予防医学的な面から栄養科学・食品衛生学・毒性学などにも精通することで、それらの専門的な責任を果たしているというところからお話し下さいました。

1:薬の開発とその恩恵
  ・消化性潰瘍治療薬 シメチジン
  ・免疫抑制薬
  ・抗生物質、抗菌薬 等について
2:製剤開発による貢献
  ・ニトログリセリンを例にチーム医療への貢献
3:薬と毒、薬効以外の生体への作用(有害作用)
  ・薬が毒になる → 用いる量の違い
  ・中毒等について
4:治療薬物モニタリング:薬剤師が行う科学的な医療貢献
5:投与計画について
  など、順を追って説明していただきました。

市川教授は、医療における薬剤師の役割と社会に貢献するためには、化学・生物・物理・数学の知識が必要であり、さらに海外の研究や臨床情報をいち早く得るために英語力も欠かせないということや、医療全般にわたって、コミュニケーション能力が大事であるということをお話下さいました。そして薬学分野だけでなく、あらゆる事柄は基本を理解して応用となるので、今の高校での勉強を大切にして頑張って欲しいという言葉で締められました。

 

第74回徳島県科学経験発表会・科学作品展

第74回徳島県科学経験発表・科学作品展
第36回徳島県高等学校総合文化祭
    自然科学部門「科学経験発表会」


科学経験発表
平成29年11月3日(金)
場所:あわぎんホール

  特選  及び 徳島県総合文化祭自然科学部門 奨励賞
      どこまで乗り出せるのか?
                      桝井・達田・篠原 (発表者: 桝井・達田

あわぎんホール4F大会議室にて、高校の部の科学経験発表会が行われました。参加校数6校・参加総数10テーマで、1ーマにつき20分程度の発表・質疑応答が行われました。審査発表・表彰後は特別審査員である鳴門教育大学の早藤先生から基礎データーの扱い方や検証方法、グラフと表の原稿のまとめ方などのお話があり、発表会の参加者は貴重な体験ができました。

科学作品展
平成29年10月26~29日
場所:徳島県教育会館

    特選  砂糖水の膨張率
        あ、くっついた。~綿と物質の恋愛関係~

    入選  1点を探せ!!
                女子力向~美の追究~
                ヒートショック現象について
             アサリの浄化作用
                   鉄とんぼ 羽根の角度と飛距離の関係
                美しい水面のへこみ
         風上へはどうして進むのか

次年度の経験発表会・科学作品展でさらなる飛躍ができるように、現2年次生もこれからの課題研究を頑張って欲しいと思います。

 

理数科行事 高大連携事業 徳島大学

理数科行事 高大連携授業(1・2年次合同)
「グリーンケミストリーと分析化学」

日 時 平成29年10月25日(水)
場 所 視聴覚教室
講 師 徳島大学 大学院社会産業理工学部 理工学域応用化学系
    教 授  髙栁 俊夫 先生
演 題 「グリーンケミストリーと分析化学」 

髙栁教授の講義は、有害な化学物質の発生を未然に防ぎ、化学物質による汚染を防いで環境問題を解決するように「化学の方向性」が変わったというお話から始まりました。そして、今回のテーマであるグリーンケミストリーに至る歴史や、現在の分析化学が私達の生活のあらゆる分野で使用され現代社会になくてはならない学問・産業になっていることを身近な例を挙げながら説明して下さいました。

分析化学の方向性としては
①化学種形態別分析:同じ元素でも有害無害によっての分析
②閾値分析:健康診断の陽性陰性など
 簡易分析:パックテストなど
③物質量から活性へ:ダイオキシンや抗酸化力など

演示実験としては、阿南市の水道水・EVIEN(フランス)・いろはす(鳥取県大山)のカルシウム濃度についてのパックテストを実施し、実物投影機で全員が色を確認しました。その実験では、EVIEN(フランス)の水が一番カルシウム濃度が高いことが一目でわかりました。このパックテストのように、環境負荷を低減しつつローコストで様々な分析を可能にする方法を考え出していくことが大切だと紹介されました。

髙栁教授の講義は、あらゆることに興味を持って勉強していくことが大切であり、又、世界で活躍するためにも語学(英語)にも努力して欲しいというお話で締められました。

 

理数科行事 高大連携事業 香川大学

理数科行事 高大連携授業(1・2年次合同)
「丈夫で長持ちする建物のつくり方」

日 時 平成29年10月18日(水)
場 所 本校百周年記念館
講 師 香川大学 工学部安全システム建設工学科
    准 教 授 岡﨑 慎一郎 先生
演 題 「丈夫で長持ちする建物のつくり方」 

岡﨑准教授の講義は、人の命を預かり守ることが建築土木の役割であるというお話から始まりました。そして今回のテーマである建物を造るコンクリートについて、できるだけ多くの種類の岩石の粒を利用する多相系混合システムについてモデルを挙げながら説明して下さいました。次にコンクリートに鉄を入れて補強することで破断を防ぎ、変形しながらもエネルギーを吸収し続けるモデルの設計例を見せて下さいました。生徒たちも、壊れることで人命を守る設計や施工があることを知り、建築土木の奥深さにふれることができました。
岡﨑准教授の講義は勉強の仕方にも及び、「巨人の肩に立つ」という諺より、まずわかる人に教えてもらい、後に自ら教えたりシュミレーションすることで理解を深め、又、わからなくなったところまで戻り基礎を徹底することなど、進路に向けてこれからも頑張って勉強して欲しいというお話で締められました。

 

理数科行事 国別研修スワジランド研修員訪問

国別研修スワジランド
「中等理科教育における授業実践能力向上」に係わる研修員訪問

1.日 時  平成29年9月15日(金)
2.場 所  本校理科実験室及び教室、研修会館3F等
3.訪問者 計16名  スワジランド研修員7名、通訳1名、
            鳴門教育大学教職員5名、
            アシスタント大学院生3名
4.講義対象 理数科 2年次(物理授業17名・生物授業22名)
            1年次(化学授業40名)
5.交流会(研修館3F)

スワジランド中等理科研修員の方々に来ていただき、オールイングリッシュで理科授業をしていただきました。物理は電磁石についての講義、生物は一遺伝子雑種についての講義、化学は物質の名前とイオン・結合についての講義内容でした。生徒たちは英単語リストを見ながら、テキストを読み、会話をよく聞いて内容を理解していきました。活動とコミュニケーションを多く取り入れていただいたので、後半になるほど活発に発言できるようになりました。
 6時間目は理数科2・1年次生との交流会を行いました。ビデオによる学校行事紹介の後、リクエストにより本校生徒からは阿波踊りを、スワジランド研修員からはスワジの紹介・歌とダンスの披露が行われました。生徒も一緒にダンスをし、楽しい交流会になりました。今回の行事により英語を学習するモチベーションを更に上げてもらえたらと考えています。
 このような貴重な機会を作って下さった鳴門教育大学の先生方やスワジランドの研修員の方々に、この場をお借りして御礼を述べさせていただきます。

物理

生物

化学


交流会

理数科行事 夏休み 1年次

岡山大学 津島キャンパス  平成29年8月6日(日)

 夏休み理数科行事(1年次)として、岡山大学オープンキャンパスに参加しました。台風5号の心配もありましたが、当日は快晴、気温も高い中、富岡西高校生以外にもたくさんの高校生が参加していました。午前・午後は希望した学部学科に分かれて学部説明・研究教育講演・体験実習・研究室見学などが行われました。これからの進路選択・文理選択に役立ててもらえたらと思います。

参加学部学科:理学部数学科・物理学科・化学科・生物学科・地球科学科
       薬学部薬学科・創薬学科
       工学部情報系学科・機会システム系学科・電気通信系学科
       環境理工学部環境数理科・環境デザイン学科・環境管理学科
       法学部法学科
       経済学部経済学科

以下は岡山大学津島キャンパス風景・講義等の様子です。
台風5号の進路

理数科 課題研究発表会H29

課題研究発表会(理数科行事) 平成29年7月20日(木)13:00~15:00
 理数科3年次生がこれまで行ってきた課題研究についての校内ポスター発表会を、研修館3Fにて行いました。1・2年次理数科生が参加し、10班の発表を順番に聞いて疑問点を質問をしたり評価をしていきました。今回の発表内容は、徳島県高等学校総合文化祭(自然科学部門)、徳島県科学作品展、徳島県科学経験発表会等に出品予定です。

3年次生徒テーマ
  化学: 砂糖水の膨張率
  化学: あっ、くっついた。~綿と物質の恋愛関係~
  数学: 1点を探せ!!
  生物: 女子力向上~美の追究~
  生物: ヒートショック現象について
  生物: アサリの浄化作用
  物理: 鉄とんぼ 羽根の角度と飛距離の関係
  物理: どこまで乗り出せるのか?
  物理: 美しい水面のへこみ
  物理: 風上へはどうして進むのか?

文化祭でも展示しますので、ぜひ御覧下さい。

 

理数科行事 2年次 修学旅行

平成29年6月21日(水)
JAMSTEC
国立研究開発法人海洋研究開発機構:Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology

横須賀にある、海と地球の研究所JAMSTECの見学をしてきました。川崎の工場地帯を車窓見学し、雨が降る悪天候の中、現地に到着しました。まず、食堂でスタッフの方の説明を聞いた後、海洋技術館に行きました。そこでは、「しんかい6500」の実物大模型・海底地震計・深海生物の標本をスタッフの誘導で説明していただきました。次に、調査船整備場で深海巡航探査機「うらしま」の実物も見ることができました。予定では高圧実験水槽の見学もありましたが、今回は悪天候のため実施されませんでした。
しんかい6500の内部も入れます
深海生物の標本もあります!!

これらの研究は以下のことに結びつけていくことができます。
 ・海底資源(メタンハイドレート、レアアース)からエネルギーや資源の問題
 ・地球環境の変動
 ・地震発生体 → 南海トラフへの興味
 ・極限生物
 ・深海掘削 → 地球の内部構造
 ・地球の未来を予測する技術開発
 
今回のJAMSTECの研修では、海や地球の謎を解明する研究や科学の最先端に触れ、これからの学習について意欲を高めることができました。

 

理数科行事 高大連携事業 鳴門教育大学

理数科行事 高大連携授業(2年次)
「課題研究の進め方」
日 時 平成29年6月28日(水)
場 所 視聴覚教室
講 師 鳴門教育大学 准教授 寺島 幸生 先生
演 題 「課題研究の進め方」
 
2年次は本格的に課題研究が始まります。それに先立ち、課題研究の進め方の注意事項等について、わかりやすく興味を喚起する内容の講義をしてくださいました。
 1.研究を始める前に
 2.テーマの見つけ方・決め方
 3.研究の進め方
 4.データの整理と表示
 5.研究のまとめ・発表
 6.(鳴門教育大学の紹介)

生徒にとっては、今後の課題研究や学習に生かすことができる貴重な経験となりました。講義を通して、身近なことの中に研究対象となり得る課題がたくさんあり、視点を変えることでそれらを見つけることができることや、そのデータのまとめ方によって思わぬ関係性を発見できることの楽しさに気づいてくれたことと思います。

寺島准教授の講義は、何事にも研究意識(疑問)をもって多角的に見ることの大切さと、高校生でも大学の科学者でも必要となる基本的な探究のプロセスは同じなので、ぜひ身につけて欲しいというお話で締めくくられました。

 

理数科行事 高大連携事業 徳島大学

理数科行事 高大連携授業(1・2年次合同)

「私たちの身の回りの高分子~そのサイエンスとテクノロジー~」

日 時 平成29年1月24日(火)

場 所 視聴覚教室

講 師 徳島大学 大学院理工学研究部 応用化学系 物質合成化学分野
      教 授  右手 浩一 先生

演 題 「私たちの身の回りの高分子~そのサイエンスとテクノロジー~」 


右手教授の講義は、化学の学習はまず名前を覚え分類することが大事であるというお話から始まりました。そして、今回のテーマである高分子化合物が私達の生活のあらゆる分野で使用され、現代社会になくてはならない学問・産業になっていることを身近な例を挙げながら説明して下さいました。 

①汎用高分子について:PET、ポリエチレン、ナイロン等

 

②機能性高分子について
   光・電気  → 光ファイバー・スコープ・コンタクトレンズ等
   生体・医療 → 人工血管・人工腎臓等
   環境    → 砂漠に撒くポリマー等

③炭素繊維:飛行機や車の材料として

④砂漠に撒くポリマーや手術用縫合糸などの成分解性ポリマーは分解して出来た物質が無害である必要があること等

⑤吸収性ポリマーが電解質を入れると、浸透圧や共通イオン効果によって性能低下を引き起こす理由等

右手教授の講義は、新しい技術の開発やそのための新しい発想が大切であり、日本が世界的にリードしている高分子分野を目指して進む生徒がもっと増えて欲しい、そのためにいろいろなことに興味を持って勉強して欲しいというお話で締められました。