理数科情報

2017年6月の記事一覧

理数科行事 2年次 修学旅行

平成29年6月21日(水)
JAMSTEC
国立研究開発法人海洋研究開発機構:Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology

横須賀にある、海と地球の研究所JAMSTECの見学をしてきました。川崎の工場地帯を車窓見学し、雨が降る悪天候の中、現地に到着しました。まず、食堂でスタッフの方の説明を聞いた後、海洋技術館に行きました。そこでは、「しんかい6500」の実物大模型・海底地震計・深海生物の標本をスタッフの誘導で説明していただきました。次に、調査船整備場で深海巡航探査機「うらしま」の実物も見ることができました。予定では高圧実験水槽の見学もありましたが、今回は悪天候のため実施されませんでした。
しんかい6500の内部も入れます
深海生物の標本もあります!!

これらの研究は以下のことに結びつけていくことができます。
 ・海底資源(メタンハイドレート、レアアース)からエネルギーや資源の問題
 ・地球環境の変動
 ・地震発生体 → 南海トラフへの興味
 ・極限生物
 ・深海掘削 → 地球の内部構造
 ・地球の未来を予測する技術開発
 
今回のJAMSTECの研修では、海や地球の謎を解明する研究や科学の最先端に触れ、これからの学習について意欲を高めることができました。

 

理数科行事 高大連携事業 鳴門教育大学

理数科行事 高大連携授業(2年次)
「課題研究の進め方」
日 時 平成29年6月28日(水)
場 所 視聴覚教室
講 師 鳴門教育大学 准教授 寺島 幸生 先生
演 題 「課題研究の進め方」
 
2年次は本格的に課題研究が始まります。それに先立ち、課題研究の進め方の注意事項等について、わかりやすく興味を喚起する内容の講義をしてくださいました。
 1.研究を始める前に
 2.テーマの見つけ方・決め方
 3.研究の進め方
 4.データの整理と表示
 5.研究のまとめ・発表
 6.(鳴門教育大学の紹介)

生徒にとっては、今後の課題研究や学習に生かすことができる貴重な経験となりました。講義を通して、身近なことの中に研究対象となり得る課題がたくさんあり、視点を変えることでそれらを見つけることができることや、そのデータのまとめ方によって思わぬ関係性を発見できることの楽しさに気づいてくれたことと思います。

寺島准教授の講義は、何事にも研究意識(疑問)をもって多角的に見ることの大切さと、高校生でも大学の科学者でも必要となる基本的な探究のプロセスは同じなので、ぜひ身につけて欲しいというお話で締めくくられました。