理数科情報

2018年10月の記事一覧

理数科行事 高大連携授業 徳島大学

理数科行事 高大連携授業(1・2年次合同)
「私たちの身の回りの高分子~そのサイエンスとテクノロジー~」

日 時 平成30年10月10日(水)
場 所 視聴覚教室
講 師 徳島大学 大学院理工学研究部 応用化学系 物質合成化学分野
    教 授  右手 浩一 先生

演 題 「私たちの身の回りの高分子~そのサイエンスとテクノロジー~」

右手教授の講義は、化学の学習はまず名前を覚え、分類することが大事であるというお話から始まりました。そして、今回のテーマである高分子化合物が私達の生活のあらゆる分野で使用され、現代社会になくてはならない学問・産業になっていることを身近な例を挙げながら説明して下さいました。

①汎用高分子について:PET、ポリエチレン、ナイロン等
②機能性高分子について
   光・電気  → 光ファイバー・スコープ・コンタクトレンズ等
   生体・医療 → 人工血管・人工腎臓等
   環境    → 砂漠に撒くポリマー等
③炭素繊維:飛行機や車の材料として
④砂漠に撒くポリマーや手術用縫合糸などの成分解性ポリマーは分解して出来た物質が無害である必要があることなど
⑤吸収性ポリマーが電解質を入れると、浸透圧や共通イオン効果によって性能低下を引き起こす理由等

右手教授の講義は、新しい技術の開発やそのための新しい発想が大切であり、日本が世界的にリードしている高分子分野を目指して進む生徒がもっと増えて欲しい、そのためにいろいろなことに興味を持って勉強して欲しいというお話で締められました。

 

理数科行事 英語による理科授業

高大連携事業 鳴門教育大学英語による理科授業  
1.日 時  平成30年10月3日(水)
2.場 所  本校物理実験室・生物実験室、研修会館3F
3.授業者
    ①MS. VESIKULA ADI LAMAWANAIVALU BOSEISOMOSOMO
      国名:フィジー
    ②Mr. Asraf Asrulsyah Abd Jalil
     国名:マレーシア
 ①                   ②


4.講義対象 理数科 2年次(①環境学習 40名)



              1年次(②科学史授業40名)


5.交流会(研修館3F)


 鳴門教育大学理科研修員の方々に来ていただき、オールイングリッシュで理科授業をしていただきました。2年生は生態系についての講義、1年生は科学史についての講義内容でした。生徒たちは英単語リストを見ながら、テキストを読み、会話をよく聞いて内容を理解していきました。活動とコミュニケーションを多く取り入れていただいたので、後半になるほど活発に発言できるようになりました。
 7時間目は理数科2・1年次生との交流会を行いました。ビデオによる学校行事紹介の後、フィジーとマレーシアの紹介をしていただきました。その後質問タイムをとり、楽しい交流会になりました。今回の行事により英語を学習するモチベーションを更に上げてもらえたらと考えています。
 このような貴重な機会を作って下さった鳴門教育大学の先生方や研修員の方々に、この場をお借りして御礼を述べさせていただきます