理数科情報

新着情報

理数科行事 夏休み 1年次

岡山大学 津島キャンパス  平成29年8月6日(日)

 夏休み理数科行事(1年次)として、岡山大学オープンキャンパスに参加しました。台風5号の心配もありましたが、当日は快晴、気温も高い中、富岡西高校生以外にもたくさんの高校生が参加していました。午前・午後は希望した学部学科に分かれて学部説明・研究教育講演・体験実習・研究室見学などが行われました。これからの進路選択・文理選択に役立ててもらえたらと思います。

参加学部学科:理学部数学科・物理学科・化学科・生物学科・地球科学科
       薬学部薬学科・創薬学科
       工学部情報系学科・機会システム系学科・電気通信系学科
       環境理工学部環境数理科・環境デザイン学科・環境管理学科
       法学部法学科
       経済学部経済学科

以下は岡山大学津島キャンパス風景・講義等の様子です。
台風5号の進路

理数科 課題研究発表会H29

課題研究発表会(理数科行事) 平成29年7月20日(木)13:00~15:00
 理数科3年次生がこれまで行ってきた課題研究についての校内ポスター発表会を、研修館3Fにて行いました。1・2年次理数科生が参加し、10班の発表を順番に聞いて疑問点を質問をしたり評価をしていきました。今回の発表内容は、徳島県高等学校総合文化祭(自然科学部門)、徳島県科学作品展、徳島県科学経験発表会等に出品予定です。

3年次生徒テーマ
  化学: 砂糖水の膨張率
  化学: あっ、くっついた。~綿と物質の恋愛関係~
  数学: 1点を探せ!!
  生物: 女子力向上~美の追究~
  生物: ヒートショック現象について
  生物: アサリの浄化作用
  物理: 鉄とんぼ 羽根の角度と飛距離の関係
  物理: どこまで乗り出せるのか?
  物理: 美しい水面のへこみ
  物理: 風上へはどうして進むのか?

文化祭でも展示しますので、ぜひ御覧下さい。

 

理数科行事 2年次 修学旅行

平成29年6月21日(水)
JAMSTEC
国立研究開発法人海洋研究開発機構:Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology

横須賀にある、海と地球の研究所JAMSTECの見学をしてきました。川崎の工場地帯を車窓見学し、雨が降る悪天候の中、現地に到着しました。まず、食堂でスタッフの方の説明を聞いた後、海洋技術館に行きました。そこでは、「しんかい6500」の実物大模型・海底地震計・深海生物の標本をスタッフの誘導で説明していただきました。次に、調査船整備場で深海巡航探査機「うらしま」の実物も見ることができました。予定では高圧実験水槽の見学もありましたが、今回は悪天候のため実施されませんでした。
しんかい6500の内部も入れます
深海生物の標本もあります!!

これらの研究は以下のことに結びつけていくことができます。
 ・海底資源(メタンハイドレート、レアアース)からエネルギーや資源の問題
 ・地球環境の変動
 ・地震発生体 → 南海トラフへの興味
 ・極限生物
 ・深海掘削 → 地球の内部構造
 ・地球の未来を予測する技術開発
 
今回のJAMSTECの研修では、海や地球の謎を解明する研究や科学の最先端に触れ、これからの学習について意欲を高めることができました。

 

理数科行事 高大連携事業 鳴門教育大学

理数科行事 高大連携授業(2年次)
「課題研究の進め方」
日 時 平成29年6月28日(水)
場 所 視聴覚教室
講 師 鳴門教育大学 准教授 寺島 幸生 先生
演 題 「課題研究の進め方」
 
2年次は本格的に課題研究が始まります。それに先立ち、課題研究の進め方の注意事項等について、わかりやすく興味を喚起する内容の講義をしてくださいました。
 1.研究を始める前に
 2.テーマの見つけ方・決め方
 3.研究の進め方
 4.データの整理と表示
 5.研究のまとめ・発表
 6.(鳴門教育大学の紹介)

生徒にとっては、今後の課題研究や学習に生かすことができる貴重な経験となりました。講義を通して、身近なことの中に研究対象となり得る課題がたくさんあり、視点を変えることでそれらを見つけることができることや、そのデータのまとめ方によって思わぬ関係性を発見できることの楽しさに気づいてくれたことと思います。

寺島准教授の講義は、何事にも研究意識(疑問)をもって多角的に見ることの大切さと、高校生でも大学の科学者でも必要となる基本的な探究のプロセスは同じなので、ぜひ身につけて欲しいというお話で締めくくられました。

 

理数科行事 高大連携事業 徳島大学

理数科行事 高大連携授業(1・2年次合同)

「私たちの身の回りの高分子~そのサイエンスとテクノロジー~」

日 時 平成29年1月24日(火)

場 所 視聴覚教室

講 師 徳島大学 大学院理工学研究部 応用化学系 物質合成化学分野
      教 授  右手 浩一 先生

演 題 「私たちの身の回りの高分子~そのサイエンスとテクノロジー~」 


右手教授の講義は、化学の学習はまず名前を覚え分類することが大事であるというお話から始まりました。そして、今回のテーマである高分子化合物が私達の生活のあらゆる分野で使用され、現代社会になくてはならない学問・産業になっていることを身近な例を挙げながら説明して下さいました。 

①汎用高分子について:PET、ポリエチレン、ナイロン等

 

②機能性高分子について
   光・電気  → 光ファイバー・スコープ・コンタクトレンズ等
   生体・医療 → 人工血管・人工腎臓等
   環境    → 砂漠に撒くポリマー等

③炭素繊維:飛行機や車の材料として

④砂漠に撒くポリマーや手術用縫合糸などの成分解性ポリマーは分解して出来た物質が無害である必要があること等

⑤吸収性ポリマーが電解質を入れると、浸透圧や共通イオン効果によって性能低下を引き起こす理由等

右手教授の講義は、新しい技術の開発やそのための新しい発想が大切であり、日本が世界的にリードしている高分子分野を目指して進む生徒がもっと増えて欲しい、そのためにいろいろなことに興味を持って勉強して欲しいというお話で締められました。