SSH(スーパーサイエンスハイスクール)
令和5年度 富岡西高校SSH生徒課題研究発表会・公開授業のご案内
次の通り、令和5年度富岡西高校生徒課題研究発表会・公開授業を実施します。
1 日時 令和6年2月16日(金)
2 場所 徳島県立富岡西高等学校
3 日程 *詳細は実施要項で確認してください
13:15~15:40
4 対象 近隣中学校教員・県内高等学校教員
5 申込 参加申込書に必要事項をご記入の上、メールにてお申し込みください
SSH台湾研修 令和5年12月19日(火)から12月23日(土)
12月19日(火)から12月23日(土)までSSH台湾研修(生徒32名、教員3名)を実施しました。初日と最終日は出入国や帰国による移動日のため、2日目から4日目までの報告です。
12月20日(水)は、国立新化高級中學での研修を行いました。午前中は姉妹校協定締結に関するセレモニーで、午後からは5限から8限の授業に参加しました。5・6限は、屋上に農場を導入する画期的なデザインの青果卸売市場研修をホームステイ先の生徒と一緒に行い、7・8限目は6班に分かれて、各クラスの授業に参加しました。放課後、1泊のホームステイを行いました。
12月21日(木)の朝、バディと一緒に登校後、国立新化高級中學を出発し、高雄科技大学でインテリジェントロボティックキャンプ研修を行いました。午前中は、プログラミングの講義を英語で受講し、午後からは、様々なコースを光センサーで読み取った情報を処理してロボットを自走させる競技会にチャレンジしました。シミュレーションして調整したプログラムを、ロボットにダウンロードし、タイムトライアルをしました。研修後、台南駅から台北駅まで新幹線で約2時間移動し、午後8時30頃ホテルに到着しました。
12月22日(金)は、午前中台湾師範大学において、AIを用いたデジタルコンテンツによる英語の授業や、VRゴーグルを使った最新の学びを体験しました。午後は、世界三大博物館の一つである故宮博物院で研修を行いました。「豚の角煮」と呼ばれる「肉形石」や、「白菜」と呼ばれる「翡玉白菜」は、台南の博物館で展示されるため見ることができませんでした。翡翠(ヒスイ)についての知識や、漢字の成り立ちについて実物を通じて学ぶことができました。
4泊5日の研修では、中国語講座や台湾の文化や歴史等の事前学習やオンライン交流で磨いた英語力を十分に発揮でき、異文化理解が十分にできました。この研修をきっかけに、海外留学を目指す決意を固めた生徒もでてきました。SSH台湾研修に関係していただいた方々にこの場を借りてお礼申し上げます。
1年次生ワークショップ「カードゲームで『SDGs』の本質を体感しよう!!」
12月12日(火)と12月18日(月)に、SDGsファシリテーターの渡邉芳彦先生による「カードゲームで『SDGs』の本質を体感しよう!!」の講義がありました。はじめにゲームについての説明を受けた後、グループごとに配付されたカードを確認して、プロジェクトを遂行していきました。自分たちの利益のみに注目すると経済は発展するものの、環境や社会には配慮できていないということがわかりました。前半戦を終えて理解を深めた後、後半戦では他グループと協同して、環境や社会を考えたプロジェクトが達成できるようになっていきました。渡邉先生は振り返りの中で「このゲームは現実世界」であることや、自らが主役となって世界を作り上げる責任を持つ大切さも教えてくださいました。今回の講義でよい学びができました。2週にわたり、渡邉先生には大変お世話になりました。
徳島病院 ロボットリハビリ研修 令和5年12月6日(水)
独立行政法人国立徳島病院ロボットリハビリテーションセンターを訪問しました。
普通科と理数科の2年次生13名が参加しました。まず、髙田先生によるロボットリハビリ技術の説明を聞きました。その後、最先端技術を駆使して製作されたCYBERDYNE社製の「HAL」(自動アシスト装着型ロボットスーツ)を装着させていただき、さまざまなモードで実際に歩いてみました。装置は、30[kg]もありましたが、重さを感じることなく、重心の移動がスムーズに行えるようなアシストを実感することができました。装着した人が、動きたい方向に動くことができるシステムについて説明を受けました。医学と理工学の融合による開発への興味関心が高まりました。短時間ですが、参加者全員が貴重な体験をすることができました。将来、このような分野で活躍ができるよう学び続けていきたいと思います。
令和5年度「科学の甲子園」徳島県大会に参加しました
11月18日(土)、徳島県立総合教育センターにて「科学の甲子園」徳島県大会が実施され、本校から4チームが参加しました。
今年度より、筆記競技に加え、実技競技が実施されました。午前中は、物理、化学、生物、地学、数学、情報分野の筆記競技にチャレンジし、午後は、「理想の着地を目指して!」と題して、ハガキサイズの用紙を加工して落下体(30cm四方に収まる形状のマーカーとシューターの2体)を作成し、マーカーとシューターを連続で自由落下させ、2番目に投下するシューターがマーカーの近くに着地させる技術と、地面に到達するまでの落下時間(滞空時間)を長くする技術を競いました。試行錯誤を繰り返し作成した4チームの落下体は、ほぼ思い通りの結果で大きなミスはありませんでした。
全競技終了後、講演(講評)があり、鳴門教育大学の寺島幸生准教授による「甲子園 出るにも勝つにも 何が要る?」を聴講しました。短時間でしたが、植物や生物のフォルムをヒントにすることや、他のチームが作成した形状からヒントをもらうことで効率よく理想の落下体の作成につながることを学びました。全国大会出場は今年も果たすことができませんでしたが、来年こそは優勝を目指します!
徳島県立富岡西高等学校
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