2021年11月の記事一覧

令和3年度 第1回徳島県SSH高等学校 課題研究及び科学部研究研修会

 日時  11月25日(木)

 場所  各高等学校(城南高校よりZoomでオンライン配信)

 指導者 徳島大学理工学部理工学科応用理数コース
     三好 德和 先生(化学)   石田 啓祐 先生(地球科学)

     渡部 稔  先生(生物学)  片山 真一 先生(数学) 
     大渕 朗  先生(数学)   上野 雅晴 先生(化学)

 参加者 理数科1年次
 第1回内容 課題研究や科学部のテーマ設定および研究の進め方に対する指導・助言

  コロナウイルスの影響で富岡西高校・城南高校・徳島市立高校・城北高校の徳島県理数科4校の生徒がオンラインでつながり実施されました。
まず、各会場でグループ毎にグループ名を決めることから始まり、KJ法による研究テーマ決めを行い、グループ毎に意見の集約を図っていきました。そして全グループが研究テーマとその研究方法を発表しました。
本校生にとっては、他校の生徒と初めて科学的意見交換を体験する貴重な場となり、学習意欲や研究意欲を増すことができました。
 このような貴重な機会を与えてくださった徳島大学理工学部の皆様、そして今回の参加でご支援くださった城南高校SSH事務局の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

高大連携事業 徳島文理大学(2年次)「炭素と炭素をつなぐクロスカップリング反応」~ノーベル化学賞の化学反応をやってみよう~

 

日時 令和3年11月24日(水)

場所 化学室

講師 徳島文理大学 薬学部 教授 堂上 美和 先生

 

 2010年にノーベル化学賞を受賞した「鈴木ー宮浦クロスカップリング反応」は,医薬品合成・精密有機合成,化学繊維や液晶分子、有機マテリアルの合成などに用いられる,日本人の名を冠する人名反応の中では最も有名かつ実用性の高い反応です。その反応を実験を通して体験することができました。炭素と炭素を確実に結合したかどうかは,反応した液体の蛍光色により確認することができました。全ての班で確実に反応が起こり,様々な蛍光色が観察できました。

 未学習の単元でしたが,今後の学習や課題研究等に生かすことができる有意義な体験となりました。

高大連携事業 徳島文理大(1年次)「亜鉛の温故知新」~なぜ亜鉛は健康の維持に必要なのか?~

日時 令和3年11月17日(水)

場所 視聴覚教室

講師 徳島文理大学 薬学部 教授 深田 俊幸 先生

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 亜鉛がどのように私たちの体や細胞で機能しているのか,亜鉛の発見の歴史と最新の研究成果を交えて,わかりやすく解説してくださりました。また,研究に必要な「使命感」や「倫理観」についてもご講義くださりました。生徒アンケートの感想や質問に一人一人に丁寧なコメントをくださり,先生の研究に対する情熱を感じました。この講義は今後の学習や進路選択に生かすことのできる貴重な経験となりました。

高大連携事業 鳴門教育大学 英語による理科授業 11月12日(金)実施

 鳴門教育大学理科研修員の方々に来ていただき,オールイングリッシュで理科の授業をしていただきました。生徒は英単語リストを見ながら,ワークシートに取り組み,英語による説明を聞き取りながら内容を理解していきました。

 1年次生は体細胞分裂について,DNA複製の仕組みの説明を聞き,自分で染色した細胞のプレパラートを観察しました。2年次生は原子の構造について,オリジナルの原子模型を作成したり,グループワークにより活発な意見交換を行ったりして理解を深めました。

 交流会では,研修員の方々からマダガスカル・ブルキナファソ・ネパール・中国・セーシェル諸島それぞれの紹介をしていただき,本校生は日本文化に関係が深い書道,弓道及び剣道の紹介を英語で行いました。

 生徒たちは,英語で理科の内容を理解するという貴重な経験をすることができ,英語学習の重要性について再確認できたようです。