第28回 中国・四国・九州地区理数科高等学校課題研究発表大会(沖縄大会)
2026年8月22日 17時25分8月20日(木)・21日(金)の2日間、沖縄科学技術大学院大学(OIST)を会場として開催された「第28回中国・四国・九州地区理数科高等学校課題研究発表大会(沖縄大会)」に、本校自然科学部3名が参加しました。
「微小重力発生装置による辰砂の反磁性磁気分離法の検討」をテーマに研究発表を行いました。阿南市の若杉山遺跡が弥生時代の辰砂採掘地として注目されていることをきっかけに、辰砂の調査・分析に活用できる新たな手法の開発を目指して研究を進めています。今回の研究では、辰砂が持つ反磁性に着目し、磁気を利用して短時間で効率よく分離する方法を検討しました。将来的には、土壌サンプルから辰砂を迅速に分離できる技術として活用されることが期待されています。
大会前日の8月19日には、科学研修として波の上ビーチを訪れ、環境科学および地学分野に関する調査を実施しました。砂浜の観察や周辺地域での環境放射線(γ線)計測を行うとともに、反磁性を示すと考えられる砂試料を採集しました。また、夕食後にはオンラインによる発表練習を行い、本番に向けて準備を整えました。
大会1日目はポスター審査およびポスターセッションが行われました。生徒たちは事前の練習の成果を発揮し、研究内容を分かりやすく説明するとともに、質疑応答にも3人で協力して対応しました。新しい分析手法の提案について積極的にアピールし、多くの参加者や研究者から今後の研究の発展につながる貴重な助言をいただくことができました。
2日目は、各校によるスライド発表を聴講し、研究内容だけでなく、効果的なプレゼンテーション手法についても学びました。また、ポスター交流会では全国の理数科・自然科学系の生徒との交流を深めることができました。
研修最終日の8月22日には、琉球石灰岩海食崖を訪れ、科学研修を実施しました。波の浸食によって形成された地形を観察するとともに、周辺地域の自然放射線の計測を行いました。また、砂浜ではネオジム磁石に付着しない砂試料やサンゴ片、貝殻片などを採集し、今後の研究に活用する試料を得ることができました。
参加した生徒からは、「多くの研究者や高校生との交流を通して、新たな視点や研究の進め方を学ぶことができた」「他校の研究発表から大きな刺激を受け、今後の研究活動への意欲が高まった」との感想が聞かれました。
今回の大会と科学研修で得られた経験や知見を今後の研究活動に生かし、さらなる研究の深化と発信に取り組んでいきます。
|
|
||