12月19日(火)から12月23日(土)までSSH台湾研修(生徒32名、教員3名)を実施しました。初日と最終日は出入国や帰国による移動日のため、2日目から4日目までの報告です。
12月20日(水)は、国立新化高級中學での研修を行いました。午前中は姉妹校協定締結に関するセレモニーで、午後からは5限から8限の授業に参加しました。5・6限は、屋上に農場を導入する画期的なデザインの青果卸売市場研修をホームステイ先の生徒と一緒に行い、7・8限目は6班に分かれて、各クラスの授業に参加しました。放課後、1泊のホームステイを行いました。
12月21日(木)の朝、バディと一緒に登校後、国立新化高級中學を出発し、高雄科技大学でインテリジェントロボティックキャンプ研修を行いました。午前中は、プログラミングの講義を英語で受講し、午後からは、様々なコースを光センサーで読み取った情報を処理してロボットを自走させる競技会にチャレンジしました。シミュレーションして調整したプログラムを、ロボットにダウンロードし、タイムトライアルをしました。研修後、台南駅から台北駅まで新幹線で約2時間移動し、午後8時30頃ホテルに到着しました。
12月22日(金)は、午前中台湾師範大学において、AIを用いたデジタルコンテンツによる英語の授業や、VRゴーグルを使った最新の学びを体験しました。午後は、世界三大博物館の一つである故宮博物院で研修を行いました。「豚の角煮」と呼ばれる「肉形石」や、「白菜」と呼ばれる「翡玉白菜」は、台南の博物館で展示されるため見ることができませんでした。翡翠(ヒスイ)についての知識や、漢字の成り立ちについて実物を通じて学ぶことができました。
4泊5日の研修では、中国語講座や台湾の文化や歴史等の事前学習やオンライン交流で磨いた英語力を十分に発揮でき、異文化理解が十分にできました。この研修をきっかけに、海外留学を目指す決意を固めた生徒もでてきました。SSH台湾研修に関係していただいた方々にこの場を借りてお礼申し上げます。
12月12日(火)と12月18日(月)に、SDGsファシリテーターの渡邉芳彦先生による「カードゲームで『SDGs』の本質を体感しよう!!」の講義がありました。はじめにゲームについての説明を受けた後、グループごとに配付されたカードを確認して、プロジェクトを遂行していきました。自分たちの利益のみに注目すると経済は発展するものの、環境や社会には配慮できていないということがわかりました。前半戦を終えて理解を深めた後、後半戦では他グループと協同して、環境や社会を考えたプロジェクトが達成できるようになっていきました。渡邉先生は振り返りの中で「このゲームは現実世界」であることや、自らが主役となって世界を作り上げる責任を持つ大切さも教えてくださいました。今回の講義でよい学びができました。2週にわたり、渡邉先生には大変お世話になりました。
独立行政法人国立徳島病院ロボットリハビリテーションセンターを訪問しました。
普通科と理数科の2年次生13名が参加しました。まず、髙田先生によるロボットリハビリ技術の説明を聞きました。その後、最先端技術を駆使して製作されたCYBERDYNE社製の「HAL」(自動アシスト装着型ロボットスーツ)を装着させていただき、さまざまなモードで実際に歩いてみました。装置は、30[kg]もありましたが、重さを感じることなく、重心の移動がスムーズに行えるようなアシストを実感することができました。装着した人が、動きたい方向に動くことができるシステムについて説明を受けました。医学と理工学の融合による開発への興味関心が高まりました。短時間ですが、参加者全員が貴重な体験をすることができました。将来、このような分野で活躍ができるよう学び続けていきたいと思います。
11月18日(土)、徳島県立総合教育センターにて「科学の甲子園」徳島県大会が実施され、本校から4チームが参加しました。
今年度より、筆記競技に加え、実技競技が実施されました。午前中は、物理、化学、生物、地学、数学、情報分野の筆記競技にチャレンジし、午後は、「理想の着地を目指して!」と題して、ハガキサイズの用紙を加工して落下体(30cm四方に収まる形状のマーカーとシューターの2体)を作成し、マーカーとシューターを連続で自由落下させ、2番目に投下するシューターがマーカーの近くに着地させる技術と、地面に到達するまでの落下時間(滞空時間)を長くする技術を競いました。試行錯誤を繰り返し作成した4チームの落下体は、ほぼ思い通りの結果で大きなミスはありませんでした。
全競技終了後、講演(講評)があり、鳴門教育大学の寺島幸生准教授による「甲子園 出るにも勝つにも 何が要る?」を聴講しました。短時間でしたが、植物や生物のフォルムをヒントにすることや、他のチームが作成した形状からヒントをもらうことで効率よく理想の落下体の作成につながることを学びました。全国大会出場は今年も果たすことができませんでしたが、来年こそは優勝を目指します!
10月22日(日)大阪大学大学院工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻倉敷研究室主催の「阿南市防災ワークショップ」が開催されました。防災ワークショップ、進路・研究相談会、大学研究紹介など充実したプログラムでした。
~生徒の感想より~
・今まで自分達が生き残ることだけを考えていたけれど、40年後の社会でどう行動するかを話し合うと「未来の人たちが1人でも多く生き残るには」という視点で考えることができてとてもいい機会になりました。今日学んだことをみんなに伝えていきたいと思いました。
・大学生のリアルな声を聞いて、目指す方向がより明確になりました。
10月11日(水)と25日(水)にトップリーダーセミナーを開催し、15分野19名の専門家の方々から貴重なお話を聞くことができました。セミナーで学んだことを課題研究や進路決定に活かしたいと思います。
スーパーサイエンスハイスクールの指定を受けている富岡西高等学校では、このような機会を多く持つことで、生徒の皆さんの夢や目標の明確化とその実現に向けキャリア教育の充実に努めています。
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国立病院機構徳島 病院
髙田 信二郎 様
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大塚製薬株式会社 徳島ワジキ工場
高須賀 義雄 様
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株式会社あわえ
吉田 基晴 様
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徳島県環境アドバイザー
佐藤 由美 様
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(株)スペックRISE&WIN
池添 翔太 様
池添 亜希 様
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徳島大学大学院医歯薬学研究部地域看護学分野
岡久 玲子 様
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阿波銀行 営業推進部地方創生推進室
片山 哲也 様
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徳島医療福祉専門学校
坂東 仁志 様
村上 和広 様
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In Between Blues
永原 レキ 様
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徳島県政策創造部地方創生局とくしまぐらし応援課
清水 一斗 様
井上 あゆみ 様
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鳴門教育大学大学院高度学校教育実践専攻
川上 綾子 様
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徳島県国際交流協会
野水 祥子 様
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株式会社atelierR
賀川 詔子 様
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阿南市建設部公共建築課
八木 秀幸 様
阿南市教育委員会教育部教育総務課
芝山 将太 様
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株式会社がんばろう徳島
若松 直樹 様
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11月10日(金)15時40分~
台湾オンライン交流の4回目を実施しました。
今回は「日本語講座①」として基礎的な挨拶をパワーポイントにまとめ発表しました。
相手生徒も積極的に日本語の会話練習に参加してくれました。
相手生徒からは「中国語講座②」として、前回の基本的な挨拶を復習した後、食べ物の単語などを教えてもらい覚えた単語を使って会話文に挑戦しました。
12月13日に新化高級中学の皆さんが来校した際に積極的に中国語で会話を楽しんでもらいたいです。
次回のオンライン交流には、新化高級中学のみなさんが日本へ来た際に役立つフレーズをたくさん準備しておきたいです。
徳島大学常三島キャンパスで開講された、「科学への誘い~advanced~」 に富西生12名が参加しました。「簡単な有機反応をマイクロスケールでやってみよう!」では、教科書に掲載されている有機反応に関する現象が、次々と自分の目で確認でき、匂いや色の変化を体感することができました。「DNAの制限酵素地図を作成しよう!」では、DNAについて講義を受けた後、マイクロピペットを駆使して正確な液量を計り取る技術を学び、実際の研究の現場で使われているDNAの制限酵素地図作成の技術を体験しました。「宇宙を支配する謎の素粒子,暗黒物質を探そう!」では、ダークマターを検出する手法を学び、鉛ブロックで不要な電磁波を遮蔽する構造を考え、研究室と同様の手法で測定を行いました。第2部の天体観測にも参加し、土星のリングの観察や、月の表面の観察も行いました。2日間を通して、研究に携わる方々から多くの刺激を受け、科学に対する学習意欲が高まりました。
昨年度より参加している阿南光高校と徳島大学生物資源産業学部との高大連携事業で、徳島大学生物資源産業学部(常三島キャンパス)研修が実施され、今年度は富西生3名も参加しました。まず、大学生の活動場所であるイノベーションプラザを見学し、鳥人間コンテストや阿波電鉄プロジェクト、ロケット研究、ロボットコンテスト等の活動について担当の学生さんから説明を受けました。
次に、VBL棟で中澤研究室を見学しました。「香酸系柑橘を用いた精油生産」のミニ講義で、スダチ加工廃棄残渣からの精油抽出方法や6次産業化へのアイディアについてわかりやすく説明していただきました。
最後は、生物生産コース研究室を見学しました。宇都研究室の「腫瘍移植鶏卵を用いたガンの創薬研究」では、鶏卵を用いることで、スピーディーで多種類の研究ができる手法について説明をしていただきました。実際に鶏卵にがん細胞を移植する操作を体験させていただきました。創薬研究が薬学部以外でもできることに驚きました。後藤研究室の「生物のもつ優れた環境適応性の解明〜生体膜の機能解明を目指して〜」では、高圧力下での細胞の変化や、その機能を解明する研究が行われていました。圧力が生物環境にどのような変化をもたらすのかについてわかりやすく講義していただいた後、研究室での実験風景を見学させていただきました。
短い時間でしたが、大学構内の施設や実験風景を見学でき、良い刺激となりました。今後の進路選択に活かすことができました。
ロボットアイデア甲子園は、実際に産業用ロボットを見て、斬新で、ユニーク、そして実現化できるような新たな使用法のアイデアを競うコンテストです。本校からは、2年次生3名が参加しました。
まず、開催企業センターの専門家の方から、直接産業用ロボット及びロボットシステムインテグレーションの講義を受けました。次に、普段見ることができない、迫力満点の産業用ロボットシステムを、実際に間近で見学し、体験することができました。
ロボット見学後、感動冷めやらぬうちに、自由な発想で、ロボットの使用法やアプリケーションについてのアイデアを考え、提案用紙にまとめました。
今回のイベントに参加して、技術者の皆さんの思いや、ロボットに込められた様々なメッセージをしっかりと感じとることができました。貴重な体験ができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。
台湾との交流に向けて、様々な活動が始まりました。
7月10日(月)1、2年次生を対象に台湾出身のリ・センセイさん(兵庫教育大学大学院研究生)が台湾の文化、社会問題、日本との関係、ご自身の留学生活についてなど幅広い話題で話をしてくださいました。台湾に親しみを感じたり、リさんの前向きな姿勢に刺激を受けた生徒も多かったようです。
7月10日(月)14日(金)18日(火)には、橋本恵理先生の中国語講座がありました。1年次生は、自己紹介や自分の名前を中国語で言う練習をしました。2年次生は、クイズをしながら、楽しく中国語を学ぶことができました。
7月24日(月)39名の生徒が阿南市役所を訪問しました。市長様よりお話をしていただき、庁舎内を見学した後、グループに分かれて各課の担当の方に質問したり、お話を聞いたりしました。課題研究を進めたり、進路について考える上で、有益な体験をすることができました。
~生徒の感想より~
1階以外は見るのが初めてだったのでたくさん学ぶことができました。市役所の方の説明もとても分かりやすく見ただけでは気づかないすごい工夫も知ることができて、とても充実した時間を過ごすことができました。ワークショップでも担当の方が丁寧に対応してくれたので、これからの進路に活かしていこうと思いました。
祝優勝!
今年度のSMARTは、愛媛県四国中央市の伊予三島運動公園体育館で開催されました。本校からは、1年次生から1チーム(TNーscience)と2年次から1チーム(TNーTaiwan)の合計2チームが参加しました。
SMARTとは、スマート移動型&自律移動型ロボットトーナメントの略称であり、LEGO社のロボットキットで製作された自律型移動ロボットによる競技会です。
競技課題は、制限時間3分間内に、競技フィールドに配置された6個のペットボトルキャップの上にピンポン球を置き、4本の減点ペットボトルを避けながら、7本の加点ペットボトルを倒すことです。全てのミッションをクリアし、減点もなく競技終了すると、満点の15点を獲得することができます。
ロボット製作の過程において問題解決力、論理的思考力をフル活用し、チームで協力し、様々な場合を想定したプログラムを考案し、万全の体制で競技に臨みました。
試合結果ですが、1年次生チームは、初戦を突破し2回戦進出を果たしました。2年次生チームは、決勝戦まで順調に勝ち進みました。決勝戦では、序盤にミスが出ましたが、最高得点を獲得するよう瞬間的にプログラムの選択したり、再スタート時にロボットの設置位置調整やタイヤの微調整を行い、3分間最善を尽くし見事優勝を勝ち取りました。
次回は、SMART-OPEN(年齢制限なし、世界大会)大会に参加し、満点優勝を目指します!応援よろしくお願いします。
徳島大学先端酵素学研究所にて、高校生向けの組換えDNA実験講習会が開催され、2年次生2名が参加しました。
大学の充実した設備・施設を使いながら、遺伝子組換えの基礎知識や実験を行いました。実際にクラゲの蛍光タンパク質であるGFPを作りだす遺伝子を大腸菌に組み込む実験を行い、実験の楽しさや繊細さを身にしみて感じたようです。
今回の実験講習会も、今後の進路選択に活かすことができる有意義な時間となりました。