海外特別講演会

7月14日(木)海外特別講演会・高校生向け出張講義が開催されました。

1年次から3年次の32名が、米国スタンフォード大学Thomas Byers教授による講演「Technology Ventures : From Idea to Enterprise」を視聴しました。Byers教授は長年スタンフォード大学で起業家教育に携わり、世界中の大学で使用されている教科書の著者でもあります。講演の前には、徳島大学副学長の福井清名誉教授が、Byers教授や講演の中に出てくる言葉についてわかりやすく説明してくださり、講演の後には、生徒からの質問に答えてくださいました。時代の最先端の講演を英語で聴くという貴重な体験を通して、視野が広がり、大きな刺激となりました。参加者の感想の一部を紹介します。

・今回のお話で日常生活への考え方が変わりました。起業家にとって問題はチャンスであると聞いた時、なるほどそういう捉え方もあるのかと私の中で大きな発見になりました。私は生徒会役員や室長を勤めています。クラスでの話し合いでは進行役を担っているものの意見の食い違いをうまくまとめられず困ってしまうことが多々あります。また、学校行事での進行では急な文言の追加があった時などは状況の変化にスピード感をもって対応しきれていませんでした。今振り返ってみると、そういう場面こそが私にとって問題でありチャンスなのだと気付きました。今まではチャンスを生かす事が出来ず、少数意見を大切にできていなかったところがありました。これからの日常生活で問題に直面した時には冷静さを持ってチャンスを最大限に活かしていきます。また、私にとって英語での講義は今回初めてだったのでとても興味深かったです。私は英語が苦手で字幕を追うので精一杯でしたが、これから勉強して英語の能力を高めることができたら今見えている何倍にも世界が広がるのだろうなとわくわくしました。頑張れば、今後多くの講義についてより深く学べるのかもしれないと、今の一番のモチベーションになっています。ありがとうございました。

・今自分の習っている教科の科目などは別々の先生が来て、別々に授業をしていますが、実はどの教科も密接に関わっていて、別々に切り離すことができないものではないかと講義を受けて思いました。実際スタンフォード大学の先生も工学を専門とされているそうですが、講義の中では、美術史などのほかの知識なども交えて話されていたり、福井先生も医学が専門だとおっしゃっていましたが、英語を話されていたり、本当にすべての知識は密接に関わりあいながら物事をなしているんだと思いました。今回受けた講義は、講義の直接的な内容のほかにも、様々な観点で考えられるようになっていたので、自分の中でも忘れられない講義になりました。本当にありがとうございました。