徳島県立富岡西高等学校 

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2009/08/05

じんけん富西 第3号

| by:Web担当者

じんけん富西第3号

2009年8月5日(水)発行
徳島県立富岡西高等学校人権委員会


人権問題映画会を実施しました

□5月21日(木)人権問題映画会「ベルナのしっぽ」を実施しました。
□本号では,映画会のあとで,皆さんに書いてもらった感想文を紹介します。
様々な意見や感想を読むことで,あらためて映画会の内容を思い返したり考えたりして,これからの生活につなげてくれればと思います。

~人権問題映画会~「ベルナのしっぽ」を見て
郡司ななえ原作 102分

【感想文】

  • 今ではもう、盲導犬についての理解や関心が高いと思いますが、昔はそうではなかったと聞いたことがあります。そう聞いて私はびっくりし、もっと盲導犬についていろんなことを知りたいと思いました。小学校の頃、一度、盲導犬の講演会を聴いたことがあります。その時もこの映画と同じように、「盲導犬に会った時は四つのことを守ってください。」と言ってくれたことを思い出しました。まだそれ以来、盲導犬に会ったことはありませんが、もし会った時には気をつけたいです。ベルナにたばこの火をこすりつけた人を見た時は、「あっ!」と思いました。映画の中なのに、「早く教えてあげないと。」という気持ちになりました。そんなことをする人の気持ちがよく分かりません。これからも、もっとたくさんの人が盲導犬や目の不自由な人について理解できる社会になればいいなと思いました。[一年女子]
  • 「ベルナのしっぽ」という本や映画があるのは、以前から知っていたけれど、内容については全く知らなかった。今日初めて映画を観て、最も印象に残っている言葉は、ベルナが年老いてきて目が見えなくなっていって盲導犬としての役割を終わらせるかどうかとなった時に、しずくの息子が「ベルナの目の代わりになる。」というものだ。ベルナのことをとても大切に思っているんだなぁと思った。それに、家族一人ひとりとベルナの絆の深さを感じ心に響いた。心ない人がベルナのお腹にたばこの火を押しつけた場面は、信じられないと思った。ベルナは私が想像できないほどの痛みや苦しみを感じたと思う。それなのに、何百度という火を押しつけられても、その人を噛んだりすることなく、ただじっとしているだけだったのには驚いた。ひどいことをされているのだから、少しくらい吠えたり噛んだりしてもいいのにと思った。盲導犬として訓練されてきたからといって、耐えられるものではないと思う。私は今までに盲導犬を見たことがない。しかし、今日映画を観て、盲導犬は目の見えない人にとって心の支えとなっていて、共に日々を過ごすかけがえのない存在であるということを知った。しずくさんが各所で講演をしている時に一度聴いてみたい。もっと多くの人が、盲導犬だけでなく障害のある人のことを知り、同情するのではなく分かり合えるようになっていけたらいいなぁと思った。そして、映画の中にあったように、目に見えるものだけでなく、心の目を使って、これからの残された高校生活を過ごしていきたい。 [三年女子]
  • なぜ人は「他と違うこと」を受け入れようとしないのでしょうか。今では盲導犬や介助犬の入店許可の貼り紙をよく目にするようになりました。しかし人々は、まだ盲導犬や介助犬が居ることが当たり前になっていません。きっと私も、道で盲導犬や介助犬を連れた人を見ると、見慣れていないし、まだまだ珍しい光景なので、じっと見てしまうと思います。法律やルールでは受け入れられていても、人々の心には十分に受け入れられていないのが現実なのでしょう。私の母は、たまに車いすを使いますが、最近は店にも備え付けの車いすを置いてくれていたり、前はあった段差がなくなっていたりと、車いすやベビーカーに対してとても親切になってきました。それと同じように、盲導犬、介助犬に対しても、もっと開放的に、そしていつか貼り紙をしなくても良い位、盲導犬や介助犬を受け入れられる社会になれば良いと思います。[一年女子]
  • ベルナのおかげで一歩を踏み出せたことや、ベルナのおかげで変われたことがあり、盲導犬の力は私が思っている以上にすごいもので、今日この映画でいろいろなことを学ぶことができ、映画を観ることができてよかったです。[一年女子]
  • 今では盲導犬を認めている店や公共施設が増えてきていますが、盲導犬が認められるまでは、目の不自由な人の生活は大きく制約をされていたんだと思います。主人公のしずくの言葉で「ベルナに会っていなければ、私は家に引きこもっていたでしょう。」というのがありました。その言葉からも、盲導犬には人生をも大きく変える力があることが分かりました。もし僕の目が見えないようになれば、僕の今ある生活は大きく変わるでしょう。生活をするために必要な動作は、目が見えなければできないことがほとんどです。一人で生活するためにも盲導犬が必要になるのです。最初は怖々扱われていたベルナも、最後には家族の一員になっていました。盲導犬としての役割と、家族としてのベルナの存在で葛藤する主人公たちの気持ちがよく分かる気がします。しかし、盲導犬としてリタイアすることを考える中、息子の「今度は僕がベルナの目になる。」という言葉に力強い印象を与えられました。父親の「心の目で見る。」という言葉にあった通り、子供は目に見えないものを心で見ていた気がします。他の子供よりもたくましく育っていると思いました。それもベルナの存在があったからだと思います。これからの社会でも盲導犬が広く認められればいいなと思いました。 [三年男子]
  • 主人公が、自分とベルナの存在を認めてもらおうとして、周囲の人たちを説得するシーンがたくさんありましたが、その中でも保育園の先生に話す場面が一番印象に残りました。「ベルナは子供たちに何もしないし、もし無抵抗な犬を傷つけるような子がいれば、その子の方を叱らなければいけない。」という言葉を聞いて、当たり前だけど、本当にその通りだなと思いました。先生もあの言葉で、しずくのいっている通りだなと思って受け入れてくれるようになって、見ていてよかったなぁと安心しました。小学校でも、一番初めに先生がみんなに理解してもらえるように配慮してくれて、りょうた君の言葉でベルナの存在が認められました。あれが心のバリアフリーなんだなと思いました。[二年女子]
  • 私は、今まで生活してきた中で実際に盲導犬を見たことがありません。でも、お店などに行くと、入店許可のシールが貼ってあるのを何回か見たことがあります。今の世の中はいろんなことが見直されてきていると思います。でも、ベルナが盲導犬として働いていた頃、目の見えない人がどんな暮らしをしていたのか。そう考えると、自ら行動を起こし、盲導犬の存在を周りの人に認めてもらうことに成功したしずくさんは本当に強い人だと思いました。この映画を観て、一番心に残っているのは、しずくさんの行動です。周囲を気にせず、自分が正しいと思ったことを実行できる強さが私も欲しいと思いました。何度断られても諦めず、認めてもらえるまでつき通せる人がいたからこそ今の生活があるのだと思い、自分も何かしたいという気持ちになりました。どの世代の人も、盲導犬のことをきちんと理解しているとは言えないと思います。実際、私も盲導犬のことをあまり知りません。仕事中はハーネスに触ってはいけない。そんなことも知りませんでした。だからまず自分が正しい盲導犬の知識を持って、それから周りの人に伝えていきたいと思います。「正しいことは自信を持ってやり遂げる」そんなことをこの映画から教わった気がします。[一年女子]
  • この映画を観て、私は今まで盲導犬のことについて結構知っていると思っていましたが、主人のことだけでなく、家族の危険も知らせてくれること、主人の気持ちをよく分かっていることなど、知らないこともたくさんありました。 [一年女子]
  • 「心の目で見る」この言葉がとても印象に残った。 [全学年に共通の、一番多かった、感想文の中の言葉です]
  • ベルナの死やだんなさんの死があって、それでもがんばって生きていこうとするしずくとその息子から、私は本当に勇気をもらいました。たとえ目に見えなくても、だんなさんもベルナも、二人の心には生きていて、それまでもこれからも、彼らは変わらず、ずっとずっと家族なんだなあと思います。[二年女子]
  • 「ベルナのしっぽ」を観て、盲導犬とその飼い主の関係の深さを改めて実感しました。ベルナの盲導犬としてのプライドの高さと、しずくのベルナを思う愛情の深さにとても感動したし、目が見えないのに私が見ている何倍も心の目で見ている気がしました。[三年女子]
  • りょうた君のように心の目で物事が見えるような、でっかい人間になりたいと思いま す。 [二年男子]
  • 何事においても、大切なのはその物事の本質をよく知るということだと思います。この人たちは盲導犬はその人にとって大切な目となるべき存在、きちんと訓練されていて人に害を加えないということを十分知らないから「いや、犬は…。」ということになるのだと思います。正しく物事を知るというのが大切だと思います。また、これは盲導犬に限ったことではないと思います。いじめなどもきっと「あいつはあんなん。」「こいつはこんなん。」とある部分だけを見て言うのはいけないと思います。きちんとその人のことをよく見ると、そのような発言はできないと思います。話は映画に戻りますが、僕は映画を観ている間、ずっと以前どこかで聞いた「障害は不便ではあるけれど不幸ではない。」という言葉が頭の中をよぎっていました。しずくは理解ある夫や子供、周囲の人たちに囲まれて、不便だったけれど幸せな生活を送っていたように思います。それと、決して自分の限界を簡単に決めずに、母親から「子供を産むのをやめろ。」と言われても、自分の幸せのために子供を産みました。以前聴いたキムタツ先生も講演会の中で「自分の限界を簡単に決めるな。」と言っていました。さて、自分はどうでしょうか。大して努力もせず逃げてきてばかりではないでしょうか。これからは僕の幸せのため、低いレベルで妥協せず、頑張っていきたいと思います。[二年男子]
  • 「ベルナのしっぽ」を観てとても感動したのと共に、盲導犬の想像以上の働きに大変驚かさせられました。元々とても賢いということは分かっていましたが、冒頭訓練所で口の中に手を入れても噛まなかった場面、さらには踏切の所で見知らぬ人にいきなりタバコの火を当てられても、飼い主を驚かせないために痛いのをじっと我慢していた場面には、今までの盲導犬に対する考えが一変させられ、とても動物がとる行動には思えませんでした。「ベルナは自分の目になってくれている。」という言葉や、しずくの心の目では見えない所をベルナがカバーしている姿を見て、まさしくこれこそ「一心同体」なんだなと強く思いました。ベルナのことを家族の一員というのも理解できました。まるで人間のようなベルナの態度には「思いやり」や「気遣い」が大変強く伝わってきて、本当に感動させられっ放しでした。この映画で、目が見えない方に対する考えもすごく変わりました。強い意志を持っていればどんなことも実行できるのだとひしひし感じました。最後に、一番強く感じたのは「支え合って生きていく」ということです。家族、近所の人々、ベルナ、いろんな人と支え合って生きていくことで、辛いことがあっても乗り越えて生きていけるのだなぁと私は深く理解しました。[三年男子]

◆この他にも、熱心な感想をたくさんもらいました。映画を見た一人ひとりが、積極的に参加してくれた証しだと思います。これからも様々な人権問題を真剣に考えていきたいと思います。


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